2010年08月11日
ナショナル セミコンダクター 最高精度の3G/4G携帯電話向けリニアRMS RFパワー・ディテクタを発表
携帯電話の通話エリア拡大とバッテリ寿命延長を可能にする PowerWise®製品LMH212 |
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2010年8月10日 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役ジェフ・ウォーターズ、資本金:42億750万円)は、40dBまでのダイナミック・レンジと業界最高の精度を提供する新しいリニアRMS(二乗平均平方根)RF(無線周波数)パワー・ディテクタを発表しました。新しいPowerWise®製品LMH2120は第3世代(3G)および第4世代(4G)の携帯電話の通話エリア拡大とバッテリ寿命延長を実現します。 ナショナル セミコンダクターのLMH2120リニアRMS RFパワー・ディテクタは、RFパワー・アンプ(PA)を正確に計測し、それにより、送信電力を制御し、隣接信号による干渉を防止します。LMH2120は-40℃から+85℃の全温度範囲にわたって安定した性能を提供するとともに、1900MHz時に40dBの広いダイナミック・レンジにわたって温度のバラつきをわずか+/-0.5dBに抑えており、ガード・バンドを最小化します。こうした特長により通話エリアの拡大とサービス品質の向上が可能になり、携帯電話基地局から遠距離のエリアでも高速の送信データレートを実現します。 LMH2120はCDMA、W-CDMA、UMTS、LTE、GSM、GPRSなどの携帯電話標準を採用したマルチモード携帯電話やデータ・カードの多様な変調方式に対応しながら、安定した性能を提供します。LMH2120は変調方式の種類に左右されず、計測エラーを0.3dB未満に抑え、高精度実現に必要とされる広範なルックアップ・テーブルを不要にします。LMH2120は計測していない期間の消費電力を低減するシャットダウン・ピンを内蔵しており、携帯電話のバッテリ寿命を延長します。 LMH2120リニアRMS RF パワー・ディテクタの技術的特長 LMH2120の電源電流は2.9mAで、低消費電力シャットダウン・モードを備えており、シャットダウン時の消費電力を3.8μAに低減します。LMH2120はRFパワー検波範囲が-35dBmから5dBmで、50MHzから6GHzの周波数をサポートします。 LMH2120は最近発売したLMH2110 LOG RMS RFパワー・ディテクタの後続製品です。LMH2110はRFパワー検波範囲が-40dBmから5dBmで、50MHzから8GHzで動作するRF PAを正確に制御します。 <価格と供給> 高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリで入手できます。 <商標> ### ナショナル セミコンダクターは、パワーマネジメント技術をリードする企業です。使いやすさに優れたアナログIC製品とワールドクラスのサプライチェーンにより高い評価を獲得しているナショナル セミコンダクターの高性能アナログ製品は、お客様のシステム製品のエネルギー効率向上に大きく貢献します。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2010年5月30日に終了した2010会計年度の売上高は14億2,000万ドルでした。 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約80名です。 ウェブサイト・アドレス: この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先 その他からのお問い合わせ先 |