2010年07月30日
ナショナル セミコンダクター 業界初のノイズ・リダクション機能内蔵アナログ・オーディオ・サブシステムを発表
消費電力を最も低いレベルに抑えながら、 ノイズの多い環境でナチュラルな音声品質を提供するPowerWise®サブシステム |
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2010年7月29日 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役ジェフ・ウォーターズ、資本金:42億750万円)は、スマートフォンおよび多機能携帯電話向けに業界初のノイズ・リダクション機能内蔵アナログ・オーディオ・サブシステムを発表しました。新しいPowerWise®製品のLM49155はナチュラルな音声品質を保持しながら、話している人の音声信号対バックグラウンド・ノイズ比を大幅に向上させます。携帯電話ユーザーは、ノイズが多い環境でも通信リンクの送信側および受信側双方で、よりクリアな音声通話を行うことができます。さらにLM49155はバックグラウンド・ノイズを最小限に抑えることにより、音声認識システムの精度を向上させます。 ナショナル セミコンダクターのLM49155アナログ・オーディオ・サブシステムは、最も低いレベルの消費電力でノイズ・リダクション機能を提供し、受話用アンプとマイクロフォン・アンプ・シグナルパスの静止電流をわずか3.7mAに抑えます。使いやすさに優れたサブシステムは、DSPまたはマイクロプロセッサのための音声処理プログラミング・コードの書き込みおよびテストに新たな開発時間を費やす必要をなくし、携帯電話におけるノイズ抑制機能の迅速な採用を可能にします。 LM49155は3.4mm x 3.4mmの超小型36ピンmicro SMDパッケージで提供され、送信ノイズの抑制と受信信号対ノイズ比(SNR)の向上を実現します。サブシステムはオートマティック・レベル・コントロール(ALC)付きの高効率1.35WクラスDスピーカ・ドライバ、クリック/ポップ・ノイズ抑制回路付きグラウンドリファレンス・ヘッドフォン・アンプ、ミキシング/ボリューム・コントロール機能を内蔵しています。 LM49155の送信ノイズ抑制技術は、2つのマイクロフォン・アンプを搭載するユニークな構成によってファーフィールドノイズ(周辺ノイズ)を除去します。受信音声の明瞭度は、受話器の受話信号レベルと周辺ノイズ・レベル間のSNRの向上によって改善されています。LM49155はマイクロフォンから0.5m以上離れた音響ノイズを除去しながら、それより近い範囲の送信ニアフィールド音声信号を維持します。さらにLM49155は継続的に受信信号を調整しており、受信者は周囲の環境にかかわらず、通話者の音声を常にクリアに聞き取ることができます。 ナショナル セミコンダクターの最新のノイズ抑制技術は、ディスクリート型ノイズ処理ICのLMV1099にも採用されています。LMV1099は1kHz時に34dBの送信ファーフィールドノイズ抑制性能、6dBから18dBのニアフィールドSNR向上、16dBの受信側SNR向上を実現します。LMV1099は0.1パーセントの送信/受信全高調波歪み+ノイズ(THD+N)、0.07μAのシャットダウン電流、3.7mAの電源電流を提供します。LMV1099は2.7Vから5.5Vの電源電圧範囲で動作し、25ピンのmicro SMDパッケージで提供されます。 <価格と供給> LMV1099ノイズ処理ICは出荷が開始されており、1,000個一括購入時の価格は1.50米ドルです。LMV1099の詳細情報およびサンプルや評価ボードの注文については、www.national.com/pf/LM/LMV1099.htmlをご覧ください。 高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリで入手できます。 <商標> ### ナショナル セミコンダクターは、パワーマネジメント技術をリードする企業です。使いやすさに優れたアナログIC製品とワールドクラスのサプライチェーンにより高い評価を獲得しているナショナル セミコンダクターの高性能アナログ製品は、お客様のシステム製品のエネルギー効率向上に大きく貢献します。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2010年5月30日に終了した2010会計年度の売上高は14億2,000万ドルでした。 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約80名です。 ウェブサイト・アドレス: この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先 その他からのお問い合わせ先 |