TI ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

日本TI、ソフトウェア開発ツール『C6EZFlo』を発表 GUIを使って完全なプロトタイピング・コードを自動的に生成

2010年07月28日

開発経験を問わず、DSPを使ったシステム構築が簡単かつ迅速に

ドラッグ・アンド・ドロップ機能を備えた無料の開発ツール

 日本テキサス・インスツルメンツは本日、優れたGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)を備えるソフトウェア開発ツール、『C6EZFlo』を発表しました。デジタル・シグナル・プロセッシングの開発者は、TIのデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)の演算能力を手間隙かけずに利用できるようになります。『C6EZFlo』ツールを使うことで、開発者は新たにプログラミング言語や特定のDSPアーキテクチャについて習得する必要なく、ただちにTIのDSP用のプロトタイプ・ソフトウェアを作成できるため、開発プロセス全体の簡素化・迅速化が実現します。本件の詳細ならびに『C6EZFlo』のダウンロードについては、www.tij.co.jp/c6swt-prflotf をご参照ください。

 『C6EZFlo』のユニークなGUIにより、開発者はドラッグ・アンド・ドロップ機能を使ってシグナル・フローのブロック図を作成できます。図の中の各ブロックには、周辺回路のデータインプット/アウトプット処理から、特定のDSPフィルタ・カーネルまで、あらゆるものを当てはめることができます。このツールはブロック図に基づいて、コメントの多い、クリーンなC言語のプログラムを作成します。開発者はプログラムをそのまま扱うことも、設計内容を微調整するために修正することも可能です。

『C6EZFlo』開発ツールは、『C674x』 DSPをはじめとするTIのC6000™ DSPデバイスや、『DM643x 』や『DM648』などのDaVinci™ ビデオ・プロセッサ(DSPベース)とともに利用できます。これらによって、産業用画像処理、産業用モニタリング、テストおよび計測、音楽用エフェクト、医療用画像診断といったさまざまなアプリケーションに向けたプロトタイピングが、素早く簡単に行えるようになります。

 C6EZFlo 』ソフトウェア開発ツールの機能と特長について

機能

特長

包括的なドラッグ・アンド・ドロップ機能により、開発者はDSP上のブロックとペリフェラルをつなげ、処理を最適化することが可能

 

DSPコードやアーキテクチャ、ドライバについての専門知識がなくても、簡単に、迅速にプロトタイピングが可能

アプリケーション開発において、理解・修正・将来的な拡張がしやすい、クリーンなコードを作成

プロトタイピング、デバッギング、最適化に要する時間を短縮し、市場投入を迅速化

作成した『C6EZFlo』システム・シグナル・フロー・ブロック図は、TIの他のDSPへのマイグレーション時に再利用可能

ソフトウェアの再利用により開発コストを削減し市場投入の迅速化させながら、TIのDSP製品全体への拡張性も実現

 

価格と供給について

ソフトウェア開発ツール『C6EZFlo』は現在供給中で、www.tij.co.jp/c6swt-prflotf から、無料でダウンロード可能です。

以上

※ C6000およびDaVinciはTexas Instruments の商標です。すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します