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ニュースリリース

テキサス・インスツルメンツ・インコーポレイテッド 2010年第2四半期決算概要

2010年07月20日

CORPPR-10-006

2010年7月20日(米国時間2010年7月19日)抄訳

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長 兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は19日、2010年第2四半期の業績を発表しました。主な内容は次の通りです。

TIの2010年第2四半期売上高は3,496百万ドルとなりました。前期(2010年第1四半期)比で9パーセント増加し、前年同期(2009年第2四半期)比では42パーセント増となりました。受注額は3,730百万ドルで、前期比で2パーセント増加し、前年同期比では33パーセント増となりました。

アナログおよび組み込みプロセッシングは連続で二桁成長を達成し、TIの健全な財務基盤を支えています。この結果、四半期としては過去最高の営業利益を達成しました。

第2四半期の受注は好調で、第3四半期も売上増になると見込まれます。昨年の停滞期にあっても生産施設への投資を続けた結果、顧客からの需要に対応できるようになると同時に、リードタイムの短縮も可能となりました。これは顧客に最大の利益をもたらすだけでなく、市場シェアの拡大にもつながっています。

TIのアナログおよび組み込みプロセッシングへの戦略転換は功を奏し、顧客需要に迅速に対応すべく生産体制を整えています。

特別費用および収入を含めた一般的会計原則に基づいた業績は、以下の通りです。

 

2010年
第2四半期

2010年
第1四半期

2009年
第2四半期

売上高または営業収入

3,496百万ドル

3,205百万ドル

2,457百万ドル

営業利益

1,107百万ドル

950百万ドル

343百万ドル

税引後純利益

769百万ドル

658百万ドル

260百万ドル

1株当り利益

0.62ドル

0.52ドル

0.20ドル

営業活動によるキャッシュフロー

562百万ドル

710百万ドル

557百万ドル

 

第2四半期の営業利益は、主に売上増により、前年同期比、前期比ともに増加となりました。さらに製造設備稼働率の上昇により粗利益も増加しました。

TIの各製品分野の売上高は以下の通りです。

 

2010年
第2四半期

2010年
第1四半期

2009年
第2四半期

アナログ

1,512百万ドル

1,367百万ドル

970百万ドル

組み込みプロセッシング

516百万ドル

440百万ドル

350百万ドル

ワイヤレス

727百万ドル

717百万ドル

614百万ドル

その他

741百万ドル

681百万ドル

523百万ドル

 

注:2009年第2四半期の数字には、2010年第1四半期にアナログ部門からワイヤレス部門に移動した低消費電力ワイヤレス製品が含まれています。2009年通年では、当該製品の売上高は68百万ドルで、17百万ドルの営業損失でした。

 

アナログ:(特定用途向けアナログおよびロジック製品、汎用向け高性能アナログ製品、パワー・マネージメント製品を含む)

  • 2010年第2四半期のアナログ製品の前年同期比売上増は、主要3製品分野、特に特定用途向けアナログおよびロジック製品の売上増によるものです。
  • 前期比売上増は、主要3製品すべて、特に汎用向け高性能アナログ製品の売上増によるものです。
  • 前年同期比、前期比ともに営業利益増となったのは、粗利益の増加によるものです。

 

組み込みプロセッシング(多様な市場で販売されるデジタル信号プロセッサおよび汎用向けマイコン製品、通信インフラおよび車載用アプリケーションに特化した製品を含む)

  • 2010年第2四半期の組み込みプロセッシング製品の売上高が、前年同期比、前期比ともに増加となったのは、主に汎用向け製品の売上増によるものです。通信インフラおよび車載用アプリケーション製品の売上高は微増となりました。
  • 営業利益が、前年同期比、前期比ともに増加となったのは粗利益増によるものです。

 

ワイヤレス(コネクティビティ製品、OMAPTMアプリケーション・プロセッサ、ベースバンド製品を含む)

  • 2010年第2四半期のワイヤレス製品の前年同期比売上増は、コネクティビティ製品およびアプリケーション・プロセッサの売上増によるものです。ベースバンド製品の売上は、前年同期比とほぼ同等でした。
  • 前期比の売上高は、コネクティビティ製品の売上増がベースバンド製品の売上減により一部相殺されたために、前期比でほぼ同等となりました。
  • 営業利益は、主に粗利益増により、前年同期比、前期比ともに増加となりました。

 

その他(DLP®製品、カスタムASIC製品、グラフ電卓、ロイヤルティを含む)

  • 2010年第2四半期の売上高は、主にDLP製品の売上増により前年同期比で増加しました。ロイヤルティ、カスタムASIC製品、グラフ電卓もともに売上増となりました。
  • 前期比の売上増は、主にロイヤルティの売上減を相殺したグラフ電卓の季節的な売上増によるものです。
  • 営業利益は、粗利益増により、前年同期比、前期比ともに増加しました。

 

  • 2010年度の研究開発費は約15億ドルが予定されています。
  • 2010年度の設備投資額は約12億ドルが予定されています。
  • 2010年第3四半期の売上高は3,550百万ドルから3,850百万ドルの範囲を見込んでいます。

 
英文のニュース・リリース(全文)については、TIのインターネットのホームページ(http://www.ti.com)からご覧いただけます。