2010年07月13日
『controlSUITE™』デジタル電源ライブラリと『Piccolo™』高電圧PFC開発キット、全ての開発者が容易にコスト効率に優れた迅速な設計を可能に
SCJ-10-060
2010年7月13日
日本テキサス・インスツルメンツは本日、『TMS320C2000™』マイコンを用いた電源設計ポートフォリオ(ソフトウェア、ツール、トレーニング等)を拡充、発表しました。全ての電源ならびに組込みシステムの設計者にとって、デジタル電源の設計簡素化を実現するものです。これらを活用し、開発者はただちにTIの『C2000™』 Piccoloマイコンベースのデジタル電源の設計に取り掛かることができます。
Piccoloマイコンは、様々な電源モデルに適用できる柔軟性や、部品点数を削減する高集積化、電力負荷全域における高効率を実現するプログラマビリティを兼ね備えています。また『controlSUITE』ソフトウェアに25種類を超えるモジュール型パワー・ソフトウェア・ブロック(無償)を追加、プログラミングの際の課題を大幅に削減しました。またTIの新しい高電圧PFC用開発キット(High Voltage PFC Developer's Kit)には、最終製品にデジタル電源のPFC(力率改善)を迅速に実装するための全てのハードウェアおよびソフトウェアが含まれており、法規制等への適合を容易にします。さらに、プログラム経験の異なるあらゆる開発者に向け、デジタル電源理論の基礎と豊富な実習で構成された、きめ細かいトレーニングも新たに用意しました。(世界各国で開催予定)
これらのポートフォリオの拡充により、開発者は、サーバー、通信システム用整流装置、照明、再生エネルギー、ハイブリッド/電気自動車といった各種アプリケーションにおいて、効率性や信頼性といった利点を備えるデジタル電源を、今まで以上に容易に活用できます。詳しくは http://www.tij.co.jp/digpwr-pfc-pr-sw をご参照ください。
新しい『controlSUITE』デジタル電源ライブラリの特長と利点
新製品:Piccoloマイコン高電圧PFC開発用キット(『TMDSHVPFCKIT』)の特長と利点
トレーニングについて
日本における電源設計関連ワークショップの開催につきましては、決定次第ホームページ等でお知らせします。
価格と供給について
新しいPiccolo高電圧PFC開発用キット(パーツ番号: 『TMDSHVPFCKIT』)は、249ドル(米国参考価格)で、本日から www.tij.co.jp/digpwr-pr-es で供給を開始しています。『controlSUITE』ソフトウェア(無償)はwww.tij.co.jp/digpwr-pr-cslp からダウンロード可能です。
TIはプロセッサ、コントローラ、ドライバおよびモジュール・ソリューションなどの幅広い製品ポートフォリオによって、電源設計者がデジタル電源システム設計のあらゆる課題に対処できるよう支援しています。絶縁型AC/DCから非絶縁型DC/DC POLソリューションまで、TIの柔軟でプログラマブル、カスタマイズ可能で直感的なデジタル電源ポートフォリオは、様々なソリューションを実現します。
TIは、『MSP430』超低消費電力マイコンから『Stellaris® (ステラリス)』Cortex™-M3 32ビットマイコン、『TMS320C2000™』高性能ハイスピードマイコンにいたる幅広い汎用マイコン製品群を提供しています。設計者は、TIから提供されるソフトウェアおよびハードウェアツールやサードパーティが提供する多様なサービスとテクニカルサポートを利用することによって、開発期間を大幅に短縮できます。
TIのデジタル電源ソリューションと各種サポートは以下のリンクもご参照ください:
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