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ニュースリリース

TI、Bluetooth® low energyテクノロジーの進化をリード

2010年07月12日

完全認証済みのBluetooth Version 4.0スタックとコントローラ、
モバイル機器やセンサのBluetooth low energy機能をシングル/デュアルモードで強化

SCJ-10-061

2010年7月12日

Bluetooth SIGは本日、Bluetooth®Core Specification Version 4.0の目玉機能であるBluetooth low energy specificationの採用を発表しました。同時にテキサス・インスツルメンツは、同社の短距離無線通信向けコンボ・ソリューションであるBlueLinkTMおよびWiLinkTM向けに、完全認証を受けたBluetooth low energy スタックを発表しました。またTIはプロトコル・スタックやアプリケーション・ソフトウェアを走らせる『CC2540』低電力・シングルモードSoC(システムオンチップ)Bluetooth 4.0コントローラの認証も受けました。TIは、ATT、GAT、 GAPおよびSMPといった、Bluetooth プロトコルの実装に関係するコンポーネント一式の認証を受けたことになります。これらはTIが2009年12月に表明した、シングル/デュアルモードでのBluetooth low energyのサポートの一環となるもので、モバイル領域とセンサ領域の間のギャップを埋めるものです。この結果、TIはBluetooth v4.0コントローラとホスト・スタックの双方で認証を受けた最初の企業となりました。

Bluetooth SIGのエグゼクティブ・ディレクターであるマイク・フォーリー氏(Mike Foley, Ph.D.)は次のように述べています。「TIのBluetooth v4.0 スタックとコントローラが完全認証を受けたことを、とてもうれしく思います。TIはBluetooth core specificationの向上に積極的な役割を果たし続けてきてくれました。」

Continue Health Allianceの代表兼会長であるRick Cnossen氏は次のように述べています。「Bluetooth low energy specificationを盛り込むことは、モバイル・ヘルスや健康ビジネスの市場においてメーカと消費者のつながりを強化できる重要な一歩となります。私達はBluetooth low energyの将来性を見据えてContinua Version Twoデザイン・ガイドラインに採用しました。TIのBluetooth low energy ソリューションによって、Continuaのエコシステムの中から面白い使用事例がもたらされるものと確信しています」

TIBluetooth low energy ソリューションの特長

  • 堅牢なソリューション(シングルモードおよびデュアルモード)構築を実現する、実績に裏打ちされた高い技術
  • WiLink、BlueLinkなどの既に実績のある短距離無線通信向けコンボ・ソリューションにBluetooth low energy のサポートを追加 -- 現行ソリューションからの置き換えも容易
  • コンボ・ソリューション向けにオンチップで共存するため、サイズ、コスト、処理性能、消費電力量の全ての面でメリット
  • プロトコル・スタックとアプリケーション・ソフトウェアの双方を実行できる『CC2540』シングルモードSoC

 TIBluetooth low energy ソリューションに関する詳細について

価格と供給について

TIのBluetooth low energyデュアル・モード・デバイスは供給中です。TIの『CC2540』シングルモードBluetooth low energy solutionは2010年秋には量産出荷予定です。Bluetooth v4.0を採用した最終製品は2011年上半期の市場投入が予定されています。

※ Bluetooth ワードロゴおよびロゴはBluetooth SIG, Inc. の登録商標で、同団体に帰属します。BlueLink, WiLinkとNaviLinkはTexas Instrumentsの商標です。すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。