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TIの3D対応DLPプロジェクタの販売台数、30万台を突破

2010年06月11日

各国の教育およびビジネス用途で採用  シングルチップの3Dプロジェクタ販売により分野を超えて強力に市場シェアを拡大

SCJ-10-056

2010年6月11日

テキサス・インスツルメンツのDLPテクノロジーは、3D対応データプロジェクタの世界展開によって市場を牽引しています。 科学・数学教育に関する各国の取り組みや、米国における教育予算増に伴い、3Dコンテンツやそれをサポートするツールは、政府、教育、ビジネスおよび教会など、幅広い分野で採用されています。DLPテクノロジーの3Dやインタラクティブ・プロジェクション・テクノロジーなど様々なディスプレイソリューションは、米国で開催中の展示会「InfoComm」で展示中です(ブース番号#C4717)。

 

 Pacific Media Associates会長のウィリアム・コッグシャル博士(Dr. William Coggshall)は次のように述べています。「3Dの市場は強力です。というのも、これまでに累計300,000台以上の3D対応のシングルチップDLPプロジェクタが販売されており、うち25万台以上は2009年第4四半期と2010年第1四半期だけで売れています。プロジェクタ市場における3Dの利用及び技術開発の浸透で見えてくることは、3Dが一時的な流行ということではく、情報提供の手段とする上で魅力的かつ効果的な望ましいソリューションであるという良い兆候です」

 

主要なパートナー各社は、映画「アバター」の高い興行収益に貢献したのと同じDLPプロジェクションテクノロジーを、この3D対応プロジェクタに取り入れています。ユーザーは、DLPテクノロジーによる数百万もの極小ミラーの動きを通じて、躍動的な視覚効果やシミュレーション、そして、あたかもその場にいるような疑似体験が可能です。

 

DLPテクノロジーは現在、シングルチップで、かつ単一のユニットから、2Dおよび3Dのプロジェクションを実現できる唯一のソリューションです。

 

DLP事業部 フロントプロジェクションビジネスマネージャーのロジャー・カーバー(Roger Carver)は次のように述べています。「3Dプロジェクタを通した授業は学生に実際に体験しているかのような感覚を与え、その結果、理解が深まり、知識が定着します。劇場におけるDLP Cinemaプロジェクタと同様に、いったんその価値が認められ、興味が喚起されれば、コンテンツやメーカーは大きく広がります。その中で、数々のブランドから提供される100機種以上の3D対応プロジェクタをサポートするDLPは、その波の頂点に位置しています」

 

3Dディスプレイのエコシステムは昨年、驚くほど整いました。DLPのパートナーの大半が3D対応プロジェクタを既に提供中もしくは開発中です。コンテンツも世界中で開発されており、専用メガネもEyes3Shut、Optoma、RealD、ViewSonicおよびXpanDから発表されています。

 

3Dの利用シーンは無限

  • スクリーン上で飛行機を旋回させながら、操縦士に最新機能を説明
  • 戸建てやビルを新築する際に、建設計画のCADデザインの最新プランを投影
  • 解剖学の授業に利用し、医学生が心臓手術を視覚的に学習
  • 化学の授業で複雑な分子構造の画像を投影し、学生が360度どこからでも見られるように
  • 「アバター」のような3D映画を、自宅のホームシアタープロジェクタで上映

 

 こういった3Dによる学習方法は楽しいだけでなく、効果的でもあります。米国の調査会社のJTM Concepts Inc. が1,000人以上の生徒を対象に実施した最新の調査では、3DのDLPプロジェクタが採用された教室では、テストの結果が平均で35%以上も向上しました。またTIのDLP事業部では、世界各国の10以上の学校で、この3D技術の導入とそれぞれの地域で展開する可能性をはかるべく、導入試験プログラムを開始しました。

 

 米国テキサス州リチャードソンのHamilton Park Pacesetter Magnet Schoolの校長であるメーガン・ティム(Megan Timme)氏は次のように述べています。「DLPを使った3Dの試験プログラムに参加することで、当校の生徒たちは全く新しい方法で学習しています。生徒たちは特に、従来生徒自身が理解することが難しいだけでなく、二次元の資料を使用しながら先生が教えることも非常に難しいとされる、複雑な形状体積についての勉強を楽しんでいました。授業後に細かく聞いてみると、生徒は単に授業を楽しんでいるだけではなく、きちんと覚えています。この学習方法はテストスコアを上げ、学習内容の定着に大いに役に立つでしょう」

 

DLPテクノロジーは、InfoComm2010(ブース番号C4717)にインタラクティブ機能、3Dおよびランプフリープロジェクタを出展しています。期間中の最新情報はホームページ(www.dlp.com/infocomm2010 英語)、ツイッター(@TI_DLP)、およびYouTube(www.YouTube.com/DLPTechnology)で配信しています。DLPテクノロジーに関する情報は、ホームページ (http://www.dlp.com/jp) でも発信しています。

 

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DLP®テクノロジーについて

テキサス・インスツルメンツのDLP®テクノロジーは、鮮明で明るくシャープな映像を提供します。ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema®)および大画面HDTVなどに採用され、世界のプロジェクションおよびディスプレイのトップメーカーの多くが、DLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは、世界各地の映画館約14,000スクリーンで採用されているDLP Cinema®での興行上映の実績をベースに開発された映像技術の総称です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、なめらかな画像と高速な動画応答性能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は2,000万台以上を記録しました。

DLPテクノロジーに関する情報は、ホームページ (http://www.dlp.com/jp) でも発信しています。

 

※DLP、DLP Cinema、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です

※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します