2010年05月19日
2010年5月19日
コスト効率に優れたビデオ解析を実現する『DMVA』 SoCは、インテリジェント・ビデオ監視のメガピクセルIPカメラのデファクトに
日本テキサス・インスツルメンツは本日、新製品『DaVinci DMVA2』(以下『DMVA2』)ビデオ・プロセッサを発表しました。スマートな解析機能を備えた初のメガピクセルIPカメラ用SoCです。ビデオ監視やセキュリティ分野の顧客は、『DMVA2 』SoCに集積されたTIの第1世代のビジョン・コプロセッサ上のスマート解析機能を簡単に利用できます。これにより人数計測、トリップ・ゾーン、インテリジェントな動き検出、カメラの改ざん検出、ストリーミング・メタデータ解析などが、全て最大1080pのストリーミングで実現します。業界他種のマルチ・チップ・ソリューションと比較して、コストに敏感なアプリーションのニーズを考慮し、高集積シングルチップの『DMVA2 』SoCは、ボード面積を半分に削減しeBOM(電子部品コスト)を3分の1にし、より広範囲にわたる監視アプリケーション上でのビデオ解析を実現します。集積されたスマート解析機能により、サプライチェーンや設計の複雑さが3分の1に削減され、かつ早期の市場投入が可能です。詳しくは www.tij.co.jp/dmva2-prhome をご参照ください。
今回発表の『DMVA2 』SoCは、最大720pをサポートする現行の『DMVA1』ビデオ・プロセッサと比較して、ビデオ性能は3倍となり、かつTIのスマート・コーデック・テクノロジーを採用しています。この技術は最大5回のビットレート削減により、ビデオ画質とネットワーク帯域の向上を実現します。ビデオ解析をIPカメラの標準機能とし、セキュリティの顧客に対し設計の選択肢を増やすことで、新製品はTIのIPカメラ・アプリケーション用ロードマップの次世代製品となります。『DMVA2』ビデオ・プロセッサはまた、TIの『DMVA1』、『DM365』、『DM368』といった現行のDaVinciビデオ・プロセッサとのピン互換性、ソフトウェア互換性を確保しており、顧客の資産が活用できます。顧客は『DMVA2』チップに加え、包括的なIPカメラ・リファレンス・デザインの無償のLinux IPカメラ・アプリケーション・ソフトウェア(ソースコード付き)によって、市場投入を加速させることができます。
『DMVA2 』ビデオ・セキュリティ・カメラSoCの機能と特長について
機能 |
特長 |
ARM926EJ-STM コア |
『DMVA1』と比較して40パーセント以上のホスト・プロセッサ性能 |
|
最大2メガピクセルIPカメラの設計が可能 |
TIのオンチップ、第5世代ISPソリューションにより、動画手ブレ補正、顔検出、顔認識、ノイズ・フィルタ、オート・ホワイト・バランス、オートフォーカス、オート露出、エッジ強調、その他ビデオ画質の向上を実現 |
画質向上を実現しインテリジェントなビデオ前処理を追加 |
供給および価格について
『DMVA2』ビデオ・セキュリティ・カメラSoCは、先端的なビデオ・セキュリティを追求される顧客向けに限定し、2010年第2四半期にサンプリング開始の予定です。『DMVA2』ビデオ・セキュリティ・カメラSoCの評価用として、TIの『DMVA2IPNC-MT5』IPカメラ・リファレンス・デザインが795ドル(参考価格で)で注文可能です。詳しくは www.tij.co.jp/dmva2-prhome をご参照ください。
TIのビデオ・ソリューションについては下記もご参照ください
※ DaVinciはTexas Instrumentsの商標です。すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。