サンプルおよび注文カート | 2010年05月11日
DLP® LightCommanderTMとの組み合わせにより開発に必要なフル機能を提供
プロトタイプ開発と市場投入を加速化
SCJ-10-049
2010年5月11日（米国時間2010年4月27日発表）
テキサス・インスツルメンツは、光信号処理アプリケーション向けに0.55 XGA DLP®チップセットを発表しました。光信号処理アプリケーションの試作や開発の速度を加速させる、広範な市場に向けた新製品です。DLPチップの高速な応答性能、簡単、確実な処理によって、開発者はDLPテクノロジーを利用して迅速、緻密かつ効率的なバイナリ形式の配光パターンを作り出せます。
DLPエンベデッドビジネス部門ワールドワイド・ビジネスデベロップメントマネージャーのアルン・チャブラは次のように述べています。「光信号処理アプリケーションが洗練され複雑になるにつれて、エンジニアはより優れた制御や柔軟な設計を求めています。0.55 XGAのチップセットは、DLPチップを迅速かつ簡単に、確実に制御したいといった要望に応えるよう設計されているため、設計者はDLPテクノロジーを使うことでソリューションを差別化しながら開発を加速することができます」
0.55 XGA解像度のチップセットは次の2つのデバイスより構成されています。
このチップセットは最大5,000Hzのバイナリと500Hzのグレースケールパターンレートをサポートしています。また、ユーザー設定可能なシンク（出力）およびトリガ（入力）を備え、外部ソースとの通信ができ、マシンビジョン、3Dスキャン、および3D光学計測などの光信号処理アプリケーションでの使用に適しています。さらに、60Hz XGA映像での8ビットRGBカラーの入力フレームレートにも対応します。USBやSPIといったインターフェイスに加え、デュアル24ビットのデータ・インターフェイスによって設計の柔軟性が増し、エンジニアはより簡単かつ迅速に光信号処理アプリケーションの開発をできます。
開発キット『DLP® LightCommanderTM』に同梱して販売
新製品の0.55XGAチップセットは、開発キット製品『DLP LightCommander』に同梱されます。箱から出してすぐ使えるこの開発キットは、エンジニアがプロトタイプ開発に要する時間を大幅に短縮します。本開発キットはモジュールタイプのアーキテクチャを採用した応用範囲の広いフル機能のプラットフォームで、高速空間光変調を利用する光学系、エレクトロニクス系およびシステム系ソフトウェアの開発を支援します。
DLP LightCommanderは、LOGIC（www.logicpd.com）より参考価格2,499ドルで販売中です。DLP LightCommanderの詳細はwww.tij.co.jp/DLPLightCommanderより参照できます。
DLP®テクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLP®テクノロジーは、鮮明で明るくシャープな映像を提供します。ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機（DLP Cinema®）および大画面HDTVなどに採用され、世界のプロジェクションおよびディスプレイのトップメーカーの多くが、DLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは、世界各地の映画館約14,000スクリーンで採用されているDLP Cinema®での興行上映の実績をベースに開発された映像技術の総称です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、なめらかな画像と高速な動画応答性能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は2,000万台以上を記録しました。
DLPテクノロジーに関する情報は、ホームページ （http://www.dlp.com/jp） でも発信しています。
※DLP、DLP Cinema、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です
※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します
