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日本TI、C2000マイコン用デジタルDC/DC LED開発キットを発表、コスト効率を重視したライティング・アプリケーションにインテリジェント機能や先進的な機能を追加

2010年05月12日

最大8つのLEDストリングとパワー・サプライのデジタル制御に必要なハードウェアとソフトウェア一式をPiccolo マイコン1つで提供する新しいLEDコントローラ・キット

 

 

 

SCJ-10-040

2010年5 月12日

 

日本テキサス・インスツルメンツは本日、『TMS320C2000TM』Piccolo マイコンDC/DC LED 開発キットを発表しました。拡大しつつあるLEDアプリケーションに、インテリジェント機能や正確なデジタルリアルタイム制御を追加することが可能となります。この新しいLEDコントローラ・キットは、低コストのPiccoloマイコンの処理性能を利用し、開発者が調光、色調の調整、電力線通信、障害検知といった先進の機能を実現しLED設計を差別化することを可能にします。さらにPiccolo マイコンでは統合されたLEDやパワー・ステージを制御できるため、システムコストの削減につながります。このキットは複数のパワー・コンフィグレーション・オプション、モジュール方式の開発ツールである『Piccolo controlCARD』と取り外しできるLEDパネルをサポートし、さまざまな設計ニーズに容易に適用できます。このDC/DC LED開発キットには、必要なオープンソースのハードウェア、ソフトウェアの全てが揃っており、開発者はエネルギー効率に優れたLEDエレクトロニクス(バックライト、街路灯、ビル・オートメーションの照明)の設計に直ちに取り掛かることができます。詳しくは www.tij.co.jp/dcdcledkit-pr-sw をご参照ください。

 

Piccolo マイコンDC/DC LED 開発キット『TMDSDCDCLEDKIT』

特長と利点

  • 『Piccolo F28035 controlCARD 』は、60MHz(32ビット・パフォーマンス)、PWM出力×14、ADコンバータ(12ビット4.6メガサンプル/秒)、フラッシュメモリ(128KB)で、先進的な照明機能をサポート
  • デジタル制御のバックブーストDC/DC 12-24V電力変換ステージにより、開発者はさまざまなLEDコンフィグレーションに適した電圧に調整可能
  • 8つの独立した5ワットLEDストリングが、ユニークな電流センシングを可能にし、個々の輝度調整や障害(ストリング切れ)箇所の検知といった機能を実現
  • オンボードの独立した『XDS100』JTAGエミュレーションにより、デバッグやプログラム作業が簡便になり、システムコストも削減
  • 使いやすい、オープンソースの『controlSUITE』ソフトウェアは、DC/DCパワーのクローズド・ループ制御やLEDドライバ・ステージの例、ならびにソフトウェア構造と機能に関するラボ・ドキュメンテーションを含む
  • モジュラー方式の『controlCARD』コンセプトにより、開発者はさまざまな価格、パフォーマンス、ペリフェラル要件にぴったりの『C2000』マイコンの選択が可能

 

価格、供給、ツールについて

新しい『Piccolo 』マイコンDC/DC LED開発キット(パーツ番号『TMDSDCDCLEDKIT』 )は、参考価格379ドルで受注を開始しています。controlSUITE ソフトウェアは無償で、www.tij.co.jp/dcdcledkit-pr-cslp からダウンロード可能です。

 

TIの多彩なマイコンおよびソフトウェア・ポートフォリオ
TIは、『MSP430』超低消費電力マイコンから『Stellaris® (ステラリス)』CortexTM-M3 32ビットマイコン、『TMS320C2000TM』高性能ハイスピードマイコンにいたる幅広い汎用マイコン製品群を提供しています。設計者は、TIから提供されるソフトウェアおよびハードウェアツールやサードパーティが提供する多様なサービスとテクニカルサポートを利用することによって、開発期間を大幅に短縮できます。

 

TIのDC/DC LED 開発キットとサポートの詳細については、以下のリンクもご参照ください。

 

  • Stellaris、StellarisWareはTexas Instrumentsの登録商標です。Code Composer Studio、MSP430 およびTMS320C2000はTexas Instrumentsの商標です。ARMはARM Ltdの登録商標です。CortexはARM Ltd.の商標です。すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します