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日本TI、実績あるBluetooth®対応の製品設計が可能なMSP430™マイコンの新たなソリューションを発表

2010年05月11日

『MSP430』マイコンにBluetooth機能を搭載、組込みワイヤレス・アプリケーションへの統合が容易に

 

SCJ-10-039

2010年5月11日

日本テキサス・インスツルメンツは本日、TIの第7世代Bluetooth®製品となる『CC2560』に、同社の超低消費電力マイコン(MCU)『MSP430TM』上で実行できる組込みBluetoothスタックを組み合わせたことを発表しました。ポータブル機器の設計へのワイヤレス・コネクティビティ技術の実現をさらに進めるものです。新規顧客の本製品評価や既存顧客によるシステムアップグレード向けに、『eZ430-RF2560』開発ツールと『PAN1315』評価モジュール(EMK)の開発キット2点の供給を開始します。これらの開発キットにより、顧客はこれまで数ヶ月かけていたBluetoothの統合プロセスを数週間に短縮できるとともに、RFを実装する際の設計上の制約もなくなり、開発キットを開封してからわずか数分の間に完全に機能するBluetoothテクノロジーを手にすることが出来ます。 詳細についてはhttp://www.tij.co.jp/ez430-rf2560-pr-jpをご参照ください。

現在、設計者にとって、使いやすい超低消費電力『MSP430』マイコンは、多様なポータブル機器においてアナログ信号やセンサー、デジタル・コンポーネントを同時に接続するうえで欠かせないものとなっています。『CC2560』Bluetoothソリューションは、クラス最高のRF性能を提供し、マイコン上で動作し、新たなBluetoothプロファイルが登場した際にも柔軟に追加できることから、顧客の高い信頼を得ています。これらのテクノロジーの組み合わせで、医療、産業、家電分野におけるBluetoothアプリケーションの実現を飛躍的に容易にするキットは以下の通りです。

ツール名

内容

特長と利点

eZ430-RF2560

 ソフトウェア開発ツール

 

『MSP430』および『CC2560』で実現するソリューション向けのTI Bluetooth評価・ソフトウェア開発ツール。必要なすべてのハードウェアとソフトウェアを使いやすいUSBスティックに収納、低価格で提供

  • 開発の初期段階で設計の評価および試験をサポート、最終的な研究開発費用の見積もりが可能に
  • 実績あるBluetoothシリコン・テクノロジーが顧客の製品リスクを低減
  • Bluetooth® 2.1+EDR サポートをテスト済みの包括的ハードウェア/ソフトウェア・ソリューション
  • 『MSP430BT5x』シリーズ向けのシリアルポート・プロファイル(SPP)付Bluetoothスタックを組込み済み(MindTree社製)

PAN1315EMK

 

最終製品レベルのソフトウェア開発ツール。

『eZ430-RF2560』(上記)に加え、開発環境をさらに充実。以下、主な特長:

  • RFの複雑さを取り除き、設計期間の短縮と顧客のリスク低減を実現
  • よりインテリジェントなペリフェラルセットにより高度な設計が可能
  • マイコンのソフトウェア基盤により、顧客固有のアプリケーションの統合を容易にし、手間をかけずにBluetoothテクノロジーの搭載が可能

 

TI のエマージング・コネクティビティ・ソリューション・ビジネスのジェネラル・マネージャーであるダグ・ウィルソン(Doug Wilson)は次のように述べています。

「数百にも及ぶ組込み機器市場においてコネクティビティ・テクノロジーの組み合わせを検討している数千社もの『MSP430』のお客様に向けて、カスタマイズされたBluetoothソリューションを提供できるのは喜ばしい限りです。『eZ430-RF2560』および『PAN1315』EMKツールによって、開発プロセスの簡素化が可能になるとともに、お客様は次世代の『MSP430』ベースの設計にBluetooth機能を容易に追加できます」

 価格および供給について

『eZ430-RF2560』開発ツールおよび『PAN1315 EMK』は参考価格99ドルで供給中です。これらのツールは、『MSP430F5438』experimenterボードとともに、TIおよび販売特約店から供給されます。

eZ430- RF2560』開発ツールおよび『PAN1315EMKの詳細については、以下のリンクからも参照できます。

 

 

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