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ニュースリリース

テキサス・インスツルメンツ・インコーポレイテッド2010年第1四半期決算概要

2010年04月27日

CORPPR-10-003                               

2010年4月27日(米国時間2010年4月26日)抄訳

 

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長 兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は26日、2010年第1四半期の業績を発表しました。主な内容は次の通りです。

 

TIの2010年第1四半期売上高は3,205百万ドルとなりました。前期(2009年第4四半期)比7パーセント増、前年同期(2009年第1四半期)比では54パーセント増となりました。営業利益は658百万ドルで、前年同期比、前期比ともに増加となりました。受注額は3,640百万ドルで、前年同期比66パーセント増、前期比12パーセント増となりました。

 

TIが過去数年間行ってきた戦略的投資が功を奏し、力強い成長とマーケットシェアの拡大を支えています。これで4四半期連続の好業績となり、アナログおよび組み込みプロセッシング製品を合わせた売上高は過去最高のレベルに達しました。

 

第2四半期も需要は堅調で、顧客をサポートすべく生産の増強を図っています。2010年の生産は、200ミリ製造装置の追加投入で四半期ごとに拡大を続け、第4四半期には業界初の300ミリウェハのアナログ生産工場から初回出荷が開始される予定です。

 

特別費用および収入を含めた一般的会計原則に基づいた業績は、以下の通りです。

 

2010年
第1四半期

2009年
第4四半期

2009年
第1四半期

売上高または営業収入

3,205百万ドル

3,005百万ドル

2,086百万ドル

営業利益

950百万ドル

875百万ドル

10百万ドル

税引後純利益

658百万ドル

655百万ドル

17百万ドル

1株当り利益

0.52ドル

0.52ドル

0.01ドル

営業活動によるキャッシュフロー

710百万ドル

1,000百万ドル

251百万ドル

 

 

営業利益は、主に大幅な粗利益の増加により、前年同期(2009年第1四半期)比、前期(2009年第4四半期)比ともに増加となりました。前年同期比の大幅な粗利益増は、売上増、製造設備稼働率上昇、再編コスト低下によるものです。


TIの各製品分野の売上高は以下の通りです。

 

2010年
第1四半期

2009年
第4四半期

2009年
第1四半期

アナログ*

1,367百万ドル

1,263百万ドル

802百万ドル

組み込みプロセッシング

440百万ドル

412百万ドル

316百万ドル

ワイヤレス*

717百万ドル

758百万ドル

563百万ドル

その他

681百万ドル

572百万ドル

405百万ドル

 

*低消費電力ワイヤレス製品がアナログ製品分野からワイヤレス製品分野に移行したために各四半期の数字は修正されています。

 

アナログ:(特定用途向けアナログおよびロジック製品、汎用向け高性能アナログ製品、パワー・マネージメント製品を含む)

  • 2010年第1四半期のアナログ製品の前年同期比売上増は、すべての主要製品分野、特に特定用途向けアナログおよびロジック製品、パワー・マネージメント製品の売上増によるものです。
  • 前期比売上増は、主要3製品すべての売上増によるものです。
  • 前年同期比、前期比ともに営業利益増となったのは、主に粗利益の増加によるものです。

 

組み込みプロセッシング(多様な市場で販売されるデジタル信号プロセッサおよび汎用向けマイコン製品、通信インフラおよび車載用アプリケーションに特化した製品を含む)

  • 2010年第1四半期の組み込みプロセッシング製品の売上高は、主に汎用向け製品の売上増により、前年同期比、前期比ともに増加となりました。
  • 営業利益の前年同期比増は粗利益増によるものです。
  • 前期比では、営業利益は経費増により減少となりました。

 

ワイヤレス(コネクティビティ製品、OMAPTMアプリケーション・プロセッサ、ベースバンド製品を含む)

  • 2010年第1四半期のワイヤレス製品の前年同期比売上増は、主にコネクティビティ製品およびアプリケーション・プロセッサの売上増によるものです。ベースバンド製品の売上も、小幅ではあるものの、前年同期比増となりました。
  • 前期比の売上高は、ベースバンド製品の季節的な売上減により減少しました。
  • 営業利益は、主に粗利益増により、前年同期比増となりましたが、前期比では主に粗利益減により減少となりました。

 

その他(DLP®製品、カスタムASIC製品、グラフ電卓、ロイヤルティを含む)

  • 2010年第1四半期のワイヤレス製品の売上高は、DLP製品、ロイヤルティ、カスタムASIC製品、グラフ電卓の売上増により、前年同期比、前期比ともに増加となりました。
  • 営業利益は、粗利益増により、前年同期比、前期比ともに増加となりました。

 

  • 2010年度の研究開発費は約15億ドルが予定されています。
  • 2010年度の設備投資額は約9億ドルが予定されています。
  • 2010年第2四半期の売上高は3,310百万ドルから3,590百万ドルの範囲を見込んでいます。


英文のニュース・リリース(全文)については、TIのインターネットのホームページ(http://www.ti.com)からご覧いただけます。