2010年04月14日
ナショナル セミコンダクター 業界初の放送用(SDI)リターン・ロス・ネットワーク内蔵コンフィギュラブルI/Oを発表
1個のBNCで双方向SDI通信を実現し、 複雑な外部リターン・ロス・ネットワークが不要なPowerWise®製品LMH0387 |
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2010年4月13日 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役ジェフ・ウォーターズ、資本金:42億750万円)は、設計を簡素化する業界初のシリアル・デジタル・インタフェース(SDI)を備える放送用ビデオ機器向けコンフィギュラブルI/Oチップを発表しました。このICは、BNCインタフェース・コネクタを入力(イコライザ)または出力(ケーブル・ドライバ)いずれかとしてプログラム可能な柔軟性を提供します。新しいPowerWise®製品LMH0387の主な用途は、同軸BNCコネクタの数が限られている3G/HD/SDビデオ・キャプチャ、編集カードと、多様なI/O構成が求められる信号処理/分配器です。 これまでは、SDIポートは入力または出力のいずれかに固定されており、I/O構成ごとに個別のカードを設計する必要がありました。このため、機器メーカーは複数の構成をサポートするための開発費と在庫コストの増加を余儀なくされていました。LMH0387は柔軟なI/O BNCインタフェースを提供しており、I/O基板を共通化でき、関連コストの低減を実現します。さらに、汎用BNCインタフェースにより、納品後にスタジオでの設置作業の際にでも機器のI/O構成をプログラム可能になります。例えば、64系統 BNCを有するコンパクトなルータ・フレームは、アプリケーションの個々の要求に対応し、32 x 32マトリックス、1:63分配器、またはその他の入出力の組み合わせとして構成できます。 LMH0387は、全米映画テレビジョン技術者協会(SMPTE)424Mリターン・ロス規格に適合した、複雑なリターン・ロス・ネットワークを内蔵した業界初のソリューションです。規格に適合するための受動部品値の微調整に時間やコストがかかっていましたが、オンチップ・リターン・ロス・ネットワークはこのプロセスを省略できます。ネットワークの内蔵により、LMH0387は製品の市場投入の迅速化、基板スペースの節減、BOMコストの低減ができる上、SMPTE規格を5dB以上超える性能を達成します。 LMH0387トリプル・レートSDIコンフィギュラブルI/Oの主な特長 <価格と供給> 高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリで入手できます。 <商標> ### ナショナル セミコンダクターは、アナログ・パワーマネジメント技術の分野でのリーディング企業です。その製品ラインナップは、使いやすさに優れたIC製品、エネルギー効率の高いシステムを実現するPowerWise®製品、太陽電池アレイの電力回収効率を向上させるSolarMagic製品などで構成されています。ナショナルは2009年に、創立50周年の年を迎えました。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2009年5月31日に終了した2009会計年度の売上高は14億6,000万ドルでした。 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約80名です。 ウェブサイト・アドレス: この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先 その他からのお問い合わせ先 |