2010年03月24日
IPカメラの技術革新を牽引する『DMVA1』SoCにより
ビデオ解析はこれからのデファクト機能に
SCJ-10-028 2010年 3月24日
日本テキサス・インスツルメンツは本日、ビデオ・セキュリティ・カメラSoCの新製品『DMVA1』を発表しました。
フルHD(高品位)解像度を実現するIPカメラ・システム・オン・チップ(SoC)の登場にインテリジェント・ビデオが加わり、ビデオ監視市場に技術革新の大きな波が到来します。これまでのビデオ解析システムの開発は高いコストで課題が多く、集積も困難でしたが、新製品『DMVA1』SoCによって、これらの障害が大幅に軽減されます。ビデオ監視市場に特化した『DMVA1』は、TIの第1世代のビジョン・コプロセッサを集積することによりエントリーレベルの解析機能を実現しており、顧客は、人数計測、トリップ・ゾーン、インテリジェントな動き検出、カメラの改ざん検出、ストリーミング・メタデータなど、スマートな解析機能を簡単に導入できます。さらに、ビジョン・コプロセッサとスマートな解析機能のすべてをシングルチップに集積することで、顧客は、ビデオ解析対応型IPカメラのコストを10分の1以下に削減できます。詳細についてはTIのホームページもあわせてご参照ください。(www.tij.co.jp/dmva1-prhome)
『DMVA1』SoCは、TIのIPカメラ・アプリケーション向けロードマップ上の次世代品として位置付けられています。この製品によってビデオ解析は市場のデファクト(事実上の業界標準)機能となり、セキュリティ市場の顧客にとっては、設計の選択肢が拡がります。今回の発表に伴い、製品への実装を簡素化し、市場投入までの期間を短縮するIPカメラのリファレンス・デザインも供給を開始します。このリファレンス・デザインにより、顧客はただちに『DMVA1』ビデオ・セキュリティ・カメラを評価することができます。
TIのビデオ/ビジョン・ビジネス・ユニットのディレクターであるダニー・ペトケビッチ(Danny Petkevich)は、次のように述べています。「ビジョンは、10年前のビデオ圧縮技術の頃から存在しています。当時はニッチな市場でしたが、ビデオは現在、いたる所で見ることができます。TIとしては、初のビジョン製品によって新たな市場機会を切り開き、業界を後押しできることを非常に嬉しく思います」
『DMVA1』ビデオ・セキュリティ・カメラSoCの機能とメリット
供給および価格について
『DMVA1』ビデオ・セキュリティ・カメラSoCは、先端的なビデオ・セキュリティを追及される顧客に向けて、2010年第2四半期中にサンプル出荷を開始する予定です。
新型『DMVA1』は、代替製品/ソフトウェアを大幅に下回る価格設定を実現しており、これによりビデオ解析は、ビデオ・セキュリティIPカメラのデファクト機能となります。
現在、『DMVA1』ビデオ・セキュリティ・カメラSoCの評価には、TIの『DMVA1IPNC-MT5』IPカメラ・リファレンス・デザイン(参考価格:795ドル)を注文することができます。詳細については、TIのホームページ(www.tij.co.jp/dmva1-prhome)も合わせてご参照ください。
参考URL:TIのビデオ・ソリューションの詳細はこちらもあわせてご参照ください
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