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TI、OMAP 4 プラットフォームがFlash Player 10.1 をサポート、妥協のないコンテンツ活用を実現

2010年02月22日

Mobile World Congress でOMAP プロセッサ搭載機器が
素晴らしいユーザー体験を展示

SCJ-10-019 2010年2月22日
(2月15日付米国発ニュースリリース 翻訳)

テキサス・インスツルメンツは、OMAP™ プロッセッサ、ならびにOMAP プロセッサ用開発プラットフォームである新 Zoom™ OMAP36x-III、OMAP 4 プロセッサ搭載 Blaze™ モバイル開発プラットフォームが、Adobe® Flash® Player 10.1をサポートする、と発表しました。昨今、モバイル環境でPCと同等のウェブ閲覧や多機能のインターネット・アプリケーション利用に対する需要が高まっていますが、これはその需要に答えるものです。今年1月に注目を浴びたFlash Player 10.1は、Android 、 Palm webOS™ といった広範なOS(オペレーティング・システム)で動作し、OMAP 3 プロセッサ搭載機器への実装が予定されています。今年前半には、現在最も人気の高いTI OMAP 3 プロセッサとFlash Player 10.1アップグレード版が搭載されたモバイル機器が、複数機種発売される予定です。Mobile World Congress のTI ブース (8A84、Hall 8)では、この Flash Player 10.1 とOMAP プロセッサが採用されたモバイル機器のデモを展示しています。

TIの OMAP プロセッサ・ファミリ
TIのOMAP アプリケーション・プロセッサ・ファミリは現在、低消費電力モバイル機器用に、ユーザーが熱中してしまうほどのユーザーインターフェイス、2D ・ 3D グラフィック・アクセラレータ、12メガピクセル画像キャプチャ、720p 高画質(HD)ビデオ録画・再生、その他強力な機能を提供しています。OMAPファミリ製品の拡大にしたがって、TI はマルチメディアリッチなユーザー体験を強化すべく、1080p ビデオ録画・再生、20メガピクセル・カメラのイメージ処理、1週間近くに及ぶオーディオ再生時間といった機能の向上を図っています。Flash Player 10.1 をサポートすることにより、表現力が高く妥協のないウェブ閲覧、コンテンツ、HDビデオを満喫していただけるよう、OMAP プロセッサ・ファミリ全体の機能を補完します。

Adobe Flash Player 10.1について
2009年10月、Adobe は、モバイル、インターネット接続機器用の Flash Player 10.1 ソフトウェアを発表しました。これにより、すべてのFlashテクノロジーを使用したコンテンツへの妥協のないウェブ・ブラウジングを時間と場所に関係なくユーザーに提供することができます。Flash Player 10.1 をサポートするTIの OMAP プロセッサにより、メーカーと設計者は、高性能、かつ低消費電力のモバイル・アプリケーション、コンテンツ、ビデオを世界中のユーザーに提供できます。

TIのOMAP プラットフォーム事業部副社長兼ジェネラル・マネージャであるRemi El-Ouazzaneは次のように述べています。
「TI は長い間Adobe Flashをサポートしてきており、OMAP プラットフォームにFlash Player 10.1を最初に搭載して数多くのデモンストレーションを行い、いずれも大変好評を得ました。今日、ユーザーの誰もがモバイル機器に期待していることは、ウェブのフル画面の閲覧、妥協ないマルチメディア体験の提供です。当社の OMAP プロセッサは、電力消費、性能、コストを犠牲にすることなくFlashテクノロジーをモバイル環境に拡大させることによって、これらを可能にします」

Adobe のプラットフォーム事業部担当ジェネラル・マネージャ兼副社長David Wadhwani氏は以下のように語っています。
「現在、オンラインビデオの75 パーセント、オンラインゲームの70パーセント超、トップサイトの85パーセントでAdobe Flashが使用されています。次期リリースであるFlash Player 10.1 の発売によって、デバイスとプラットフォームを行き来する膨大な量のインタラクティブなコンテンツが制約から開放されるでしょう。2010年前半には、Flash Player は全面的にスマートフォンに搭載されると予測しており、その最初の搭載機器がTIの OMAP プロセッサであることは大変喜ばしいことです」

モバイル、コンシューマ向けハードウェア、ソフトウェア、パワー・マネージメント・テクノロジーを革新する TIは、デバイスの一貫したランタイム環境を業界が率先して提供するOpen Screen Projectに積極的に参加しています。 これには約70社が参加しており、Adobe Flash Player 10.1を含むAdobe Flash プラットフォームを搭載するテレビ、デスクトップPC、モバイル機器、その他家電等の広範な製品を対象に、ウェブコンテンツ、スタンドアローン・アプリケーション、妥協ないウェブ・ブラウジングを可能にすべく献身的に取り組んでいます。詳細については、ウェブサイト(www.openscreenproject.org)をご参照ください。

供給および価格について
Adobe Flash Player 10.1 の一般発売は2010年前半に予定されています。Adobe Flash Playerのプリ・リリースをサポートしているOMAP プロセッサは、すでに2009年後半から販売されており、また、Flash テクノロジーとOMAP プロセッサを搭載したエンドユーザー向け機器は現在販売中です。

Adobe Flash Platform
Adobe Flash Platform は、オペレーティング・システムとデバイス間で動作する表現豊かなアプリケーション、コンテンツ、ビデオを作成できる、代表的なウェブ・デザイン兼開発プラットフォームで、インターネット閲覧可能なデスクトップPCの98パーセント以上に採用されています。Flash Player 10 は発売後からわずか10ヶ月間でコンピュータの93 パーセント以上に導入されました。comScore Media Metrixによると、全世界で見られているオンラインビデオの約75パーセントにAdobe Flash テクノロジーが使われており、これはウェブ配信のビデオフォーマットとして世界で No.1 となっています。Disney.com、MLB.com、DIRECTVといった主要配信会社、メディア会社が、ウェブ配信にAdobe Flash Platform を採用しています。このプラットフォームは、YouTube、MySpaceのようなソーシャル・ネットワーク・サイトにも使われています。

 

※ OMAPはTexas Instruments Inc.の商標です。FlashはAdobeの登録商標です。全ての登録商標ならびに商標はそれぞれの所有者に帰属します

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