2010年02月08日
ビデオ・コミュニケーション、監視カメラなどのセキュリティ・システムの
簡素化とコスト削減を実現
SCJ-10-001 2010年2月8日
日本テキサス・インスツルメンツは、ビデオ・コミュニケーション、監視カメラなどのセキュリティ・システムに対し、高品質、高解像度、高フレームレートをもたらす新DaVinci™ビデオ・プロセッサ『TMS320DM6467T』を発表しました。この1 GHz『DM6467T』シングルチップ・プロセッサにより、ネットワーク・デジタル・ビデオ・アプリケーションでは1080pの高解像度(HD)H.264ビデオを60フレーム/秒(fps)の速度でデコードすることが可能です。さらにこのプロセッサは、最適化されたサード・パーティーのソリューションを使うことにより最大同時8チャネルのH.264 D1サイズのリアルタイム・ビデオ・エンコードのパフォーマンスを実現します。
『DM6467T』は、複数のフォーマットのデコード・エンコード、優れた圧縮技術、高度のプロセッシング解析機能を実現しながらシステム・コストを大幅に削減し、プログラマブルなオンチップDSPにより柔軟なシステム設計を可能にします。『DM6467T』の処理能力は『DM6467』と比較して37パーセント向上し、また高機能でスケーラブルなビデオ・コプロッセッサ、高速ペリフェラルなどのアーキテクチャにより、ネットワーク監視カメラ、HDビデオ会議、マルチフォーマット・デジタルメディア録再機器、リアルタイム・デジタル・ビデオレコーダ(DVR)、デジタル・サイネージ用のアプリケーションに最適な仕様となっています。
詳細についてはウェブサイト(www.tij.co.jp/dm6467t-prprod) をご参照ください。
『DM6467T』の主な特長と利点
供給および価格について
『TM320DM6467T』のサンプルは現在供給中で、1,000ユニット受注時の単価(参考価格)は106.95ドルです。評価モジュール(EVM)の『TMDXEVM6467T』には、評価用ビデオソフトウェア (H.264 1080p 60 fps デコーダ) やデモソフト一式が含まれます。開発者はこのEVMによりビデオ・クオリティやパフォーマンスを評価し、ただちにアプリケーション開発に着手することが可能です。ボード・サポート・ライブラリには、Linux PSP (プラットフォーム・サポート・ライブラリ)、DSP/BIOS Link、オーディオ・ビデオのコーデック・エンジン用フレームワークが含まれます。『DM6467T EVM』は1,995ドル(参考価格)にて供給しており、『DM6467 EVM』との互換性が確保されています。
今後、『DM6467 EVM』とディスプレイ出力における下位互換性を確保したドーターカード『TMDXSDV6467T』を別売する予定です。
DM6467T、DaVinci 製品の詳細はこちらからも参照できます:
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