2010年02月04日
SCJ-10-012 2010年2月4日
日本テキサス・インスツルメンツは、ステレオ時の最大出力が300W×2、モノラル時が同600Wと、同種の製品の2倍を超える大出力で、業界最高のステレオ出力電力を提供する『TAS5630』 および『TAS5631』の2製品を発表しました。
両アンプ製品は、TIの進歩したクローズド・ループ・アーキテクチャを搭載するとともに、「PurePath HD」テクノロジーを集積しており、次世代のAVおよびDVDレシーバ、Blu-rayホームシアター・システム、ミニ/マイクロ・コンポーネント・システムおよびプロフェッショナル向けオーディオ・システムなどのはば広いオーディオ製品において高品位メディアの再生および超低歪みを実現します。
『TAS5630』 および『TAS5631』の詳細、サンプルおよび評価モジュール:
http://www.tij.co.jp/tas5630-pr
「PurePath HD」テクノロジーの主な特長と利点
『TAS5630』および『TAS5631』の主な特長と利点
供給および価格について
複数の製品構成をサポートする『TAS56xx』ファミリーは量産出荷中です。『TAS5630』はアナログ入力、 『TAS5631』はPWM入力で、それぞれ2種類のパッケージが供給されま す。1,000個受注時の単価(参考価格)は、PHDパッケージ製品が5.45ドル、DKDパッケージ製品が6.35ドルです。また300W出力の『TAS5615』(アナログ入力) および『TAS5616』(PWM入力)の1,000個受注時の単価(参考価格)は、PHDパッケージ製品が4.45ドル、DKDパッケージ製品が5.35ドルです。
『TAS5630』ほかの特性表
項目 | TAS5615 | TAS5616 | TAS5630 | TAS5631 |
入力方式 | アナログ | PWM | アナログ | PWM |
ヘッドホン・チャネル | なし | なし | なし | なし |
スピーカー・チャネル | 1~4 | 1~4 | 1~4 | 1~4 |
負荷インピーダンス (min) |
8 Ω | 8 Ω | 4 Ω | 4 Ω |
ゲート駆動用 電源電圧範囲 GVDD |
10.8 V ~ 13.2 V | 10.8 V ~ 13.2 V | 10.8 V ~ 13.2 V | 10.8 V ~ 13.2 V |
電源電圧範囲 PVDD | 25 V ~ 52.5 V | 25 V ~ 52.5 V | 25 V ~ 52.5 V | 25 V ~ 52.5 V |
チャネルあたり 静止時電流 Iq(typ) |
11.5 mA | 11.5 mA | ||
PSRR | 80 dB | 80 dB | ||
半値 THD+N (1kHz) |
0.03 % | 0.04 % | 0.03 % | 0.04 % |
ダイナミックレンジ (typ) |
100 dB | 103 dB | 100 dB | 103 dB |
サンプリング周波数 範囲 Fs |
192 kHz ~ 432 kHz | 192 kHz ~ 432 kHz | ||
定格 | データシート参照 | データシート参照 | データシート参照 | データシート参照 |
ピン/パッケージ |
44ピンHSSOP、 64ピンHTQFP |
44ピンHSSOP、 64ピンHTQFP |
44ピンHSSOP、 64ピンHTQFP |
44ピンHSSOP、 64ピンHTQFP |
動作温度範囲 | 0 ℃ ~ +70 ℃ | 0 ℃ ~ +70 ℃ | 0 ℃ ~ +70 ℃ | 0 ℃ ~ +70 ℃ |
1,000個受注時の単価 (参考価格) |
4.45 ドル | 4.45 ドル | 5.45 ドル | 5.45 ドル |
※ すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します