世界大手のデジタルカメラ・メーカーAsia OpticalがTIのDLP Picoを
プロジェクタ内蔵カメラに採用

SCJ-10-005 2010年1月8日
（米国時間2010年1月6日発表　抄訳）

テキサス・インスツルメンツは、現在米国ネバダ州ラスベガスで開催されている世界最大の家電およびコンピュータ関連展示会である「2010インターナショナルCES」において、Asia Opticalと共同で、DLP Pico™ テクノロジーを搭載した初のデジタルカメラのデモを行っています。このデジタルカメラとDLP Picoプロジェクション内蔵モジュールを開発したAsia Opticalは、世界大手の光学機器メーカーであり、デジタルカメラのサプライヤです。このデジタルカメラ用DLP Picoプロジェクション内蔵モジュールは、2010年後半からAsia Opticalの世界有数のカメラブランドを含むカスタマーに提供される予定です。

カメラに内蔵されるDLP Picoテクノロジーは、人々の交流と写真の共有において、これまで不可能だったまったく新たな次元を創出します。現在、カメラではそのボディに収まる大きさのディスプレイ上の画面しか見ることができません。DLP Picoプロジェクションはこうした画面サイズ上の制約を取り除き、カメラのボディサイズに影響されない驚異的な視聴体験を提供します。写真は最大40インチ（通常の室内の明るさ）、60インチ以上（暗闇で）の投射が瞬時に可能です。DLP Pico™ テクノロジー搭載のデジタルカメラは、写真を皆で楽しむには時間・手間がかかるというこれまでの問題点を一挙に解決する可能性をもたらします。

Asia Opticalの会長兼CEOのロバート・レイ（Robert Lai）は次のように述べています。「あらゆる ピコプロジェクション技術の比較検討を行った結果、当社はDLP Picoテクノロジーを、高画質、小型化、電力効率の面でもっとも優れたソリューションとして選びました。デジタルカメラ、デジタルビデオカメラのようなデジタル家電製品の市場性は大きく、DLPを搭載した最初の製品を近々導入することを大変喜ばしく思います」

ピコプロジェクションに対するデジタル家電製品のニーズは多様化しています。DLPの最新のチップセット（未発表）は、デジタルカメラ・アプリケーションに関する個々のニーズを充たすべく開発されています。Asia Opticalは、このアプリケーションに完全に最適化された光学エンジンを設計するためのデジタルカメラ分野での豊富な経験と知識をもっています。

TIのDLP事業本部、エマージング・マーケット・ビジネス・マネージャのフランク・モイジオ（Frank Moizio）は次のように述べています。
「デジタルカメラ分野のリーダーであり、デジタルカメラのニーズを熟知したAsia Opticalと共同作業を行うことを喜ばしく思います。DLP事業部は、最良のコンシュマー体験を提供すべく、引き続きDLP Picoテクノロジーの革新を推し進めるとともに、DLP Picoチップの高画質、小型化、電力効率の最適化を図っていきます」

CES期間中のTIからのDLP Picoおよびその他製品の最新情報はツイッター（@TI_DLP）で配信します。

DLP Pico製品の詳細はwww.dlp.com/picoをご参照ください。

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DLP®テクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLP®テクノロジーは、鮮明で明るくシャープな映像を提供します。ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機（DLP Cinema®）および大画面HDTVなどに採用され、世界のプロジェクションおよびディスプレイのトップメーカーの多くが、DLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは、世界各地の映画館約11,000スクリーンで採用されているDLP Cinema®での興行上映の実績をベースに開発された映像技術の総称です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、なめらかな画像と高速な動画応答性能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は2,000万台以上を記録しました。
DLPテクノロジーに関する情報は、ホームページ （http://www.dlp.com/jp） でも発信しています。

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