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日本TI、業界で最も低いON抵抗を有する超低電圧・超小型のロード・スイッチ製品を発表

2010年01月06日

SCJ-10-002 2010年1月6日

日本テキサス・インスツルメンツは、3.6V動作時のON抵抗(rON)が5.7m Ω(typ) と、類似製品の1/4の値である高集積ロード・スイッチ、『TPS22924C』を発表しました。この新製品は、少なくとも4個の部品をワンチップに集積したことで、サブシステムの負荷管理機能を簡素化できます。超小型(1.4mm×0.9mm)のチップ・スケール・パッケージ(CSP)は、ポータブルの工業用および医療用装置、メディア・プレーヤー、POS端末、GPS、ネットブックやノートPC、さらにスマートフォンをはじめとした、実装面積に制約を持つ、バッテリー動作の各種アプリケーションに最適です。

TPS22924C製品画像 TPS22924C画像

『TPS22924C』の主な特長と利点

  • 3.6V動作時のON抵抗が5.7m Ω と非常に低いことから、制御用FETの電圧降下を最小にできます。
  • 0.75V~3.6Vと広い入力電圧範囲によって各種のポータブル・アプリケーションをサポートします。
  • 最高2Aの連続スイッチ電流を提供することから、広範囲の負荷電流をサポートします。
  • 2μA未満と低いシャットダウン電流により、シャットダウン・モード時の消費電力を最小にします。
  • 『TPS22924C』は、TIのロード・スイッチ製品ファミリーの最新製品です。『TPS22924C』は、バッテリー・チャージャー、DC/DCコンバータ、『OMAP™』プロセッサをはじめとしたTIのポータブル装置市場向け製品ポートフォリオに追加されます。

供給および価格について
『TPS22924C』のサンプルは2009年12月末までに、またEVM(評価モジュール)は2010年第2四半期に供給開始の予定です。『TPS22924C』は業界をリードする1.4mm×0.9mmの超小型DSPパッケージで供給されます。1,000個受注時の単価(参考価格)は0.55ドルです。


TPS22924C、及び、その他の製品の特性表

項目 TPS22921 TPS22922 TPS22922B TPS22924C TPS22932B
シャットダウン時
消費電流 Iin
880 nA 880 nA 880 nA 350 μA 880 nA
ON抵抗(1.8V時)rON 75 mΩ 75 mΩ 75 mΩ 14 mΩ 110 mΩ
最大連続スイッチ
電流 Imax
2 A 2 A 2 A 2 A 0.5 A
静電耐圧(HBM) 3 kV 3 kV 3 kV 5 kV 2 kV
入力電圧範囲 Vin 0.9 V ~ 3.6 V 0.9 V ~ 3.6 V 0.9 V ~ 3.6 V 0.75 V ~ 3.6 V 1.1 V ~ 3.6 V
出力立ち上り時間 30 μs (1.8 V時) 30 μs (1.8 V時) 200 μs (1.8 V時) 800 μs (3.6 V時) 165 μs (1.8 V時)
コントロール入力 1.8 V対応 1.8 V 対応 1.8 V 対応 1.8 V 対応 1.8 V 対応
マルチファンクションゲートロジック
出力ディスチャージ機能 なし あり あり あり あり
ピン/パッケージ 6ピン DSBGA 6ピン DSBGA 6ピン DSBGA 6ピン DSBGA 6ピン DSBGA
動作温度範囲 -40 °C ~ +85 °C -40 °C ~ +85 °C -40 °C ~ +85 °C -40 °C ~ +85 °C -40 °C ~ +85 °C
単価(1,000 個受注時の参考価格) 0.43 ドル 0.43 ドル 0.43 ドル 0.55 ドル 0.55 ドル

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