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ニュースリリース

日本TI、QWERTY対応 I²Cキーパッド/キーボード・コントローラを発表

2009年11月24日

キープレス/キーリリースを検出するためのキー・スキャン動作を不要にし、
プロセッサの処理能力と帯域幅の節約に役立つ新製品

SCJ-09-066 2009年11月24日

日本テキサス・インスツルメンツは、CTRL-ALT-DELなどの3個のキーの組合せを使用した割り込み出力信号を発生するとともに、キープレス/キーリリースを検出するためのプロセッサによるキー・スキャン動作を不要にし、処理能力と帯域幅の節約に役立つキー・スキャン・デバイス、『TCA8418』を発表しました。『TCA8418』は、スマートフォンをはじめとする携帯電話、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)、MID(モバイル・インターネット・デバイス)など各種アプリケーションをサポートします。

TCA8418製品画像 TCA8418画像

『TCA8418』の主な特長と利点

  • 『TCA8418』キー・コントローラは、50μsのデバウンス動作を行う発振回路、およびキープレス/キーリリース操作のための10バイトのFIFOを内蔵しています。FIFOは最高10回のキー入力情報を保存できるとともに、オーバーフロー防止機能も提供します。
  • 割り込み出力(/INT)出力はキープレスとキーリリース操作が行われた場合、あるいは動作最高速度時に出力するよう設定できます。
  • 電源電圧範囲が1.65V(ボルト)~3.6Vと広いことから、最新のプロセッサ製品とインターフェイス回路を必要とせず、直接接続できます。
  • 8本の入力、および10本の出力に設定できる18本のGPIOにて、I²C™インターフェイス経由の8×10のキー・マトリクス(80キー)を構成できます。
  • スタンバイ電流(静止電流)が3μAと低いことから、ポータブル機器のバッテリー動作時間の延長に役立ちます。
  • 限られた本数のGPIOしか持たないプロセッサとの組合せ使用が可能なほか、多くのTIの『OMAP™ 3』アプリケーション・プロセッサをはじめ、さまざまなプロセッサとの間で互換性を持っています。


供給および価格について
『TCA8418』は4mm角のQFNパッケージで供給中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は1.20ドルです。同種の製品と比較して基板実装面積を75%低減する、より小型の2mm角のWCSPパッケージは、2010年第1四半期に供給の予定です。

『TCA8418』の特性表

項目 TCA8418
動作温度範囲 -40 °C ~ 85 °C
定格 データシート参照
ピン/パッケージ 24ピン QFN
最高周波数 1 MHz
機能 キーパッド・スキャン
I²Cアドレス 0110100
電源電圧範囲Vcc 1.65 V ~ 3.6 V
イネーブル・ピン なし
5V 対応I/O なし
1,000個受注時の単価
(参考価格)
1.20 ドル

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