2009年11月11日
ナショナル セミコンダクター 複数の評価基準により電源回路ソリューションのリアルタイムな比較を可能にする新しいWEBENCH® Visualizerを発表
性能、サイズ、コストを基準に ソリューションを視覚的に表示する比較/選択ツール |
|
2009年11月10日 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役ジェフ・ウォーターズ、資本金:42億750万円)は、最適な電源システム回路設計の迅速な選択を可能にする強力な比較/選択ツールであるWEBENCH® Visualizer を発表しました。WEBENCH Visualizerは電力効率、フットプリント、システムBOM(部品リスト)コストなど複数の評価基準をもとに、さまざまなオプション事例を瞬時にグラフィック表示します。25のスイッチング電源アーキテクチャと21,000の部品情報をもとにした数十億にのぼる電源回路設計事例の中から、数秒間で必要な設計事例を検索します。設計基準の変更と、リアルタイムな影響の把握が可能なため、設計者は独自のニーズに基づいて最適なDC-DC電源回路を選択できます。 ナショナル セミコンダクターのテクニカル・セールス・ツール担当VPのフィル・ギブソンは「WEBENCH Visualizerは、最短の時間で最適な設計を実現するためのツールをすべて提供しており、経験豊富なアナログ・エンジニアにとって、より効率的なビジネスの意思決定が可能になります」と述べ、さらに「私たちが提供するツールにより、電源回路設計の経験のないエンジニアにも、アナログ電源設計で優れた成果を収めることが可能になりました」と語りました。 ナショナル セミコンダクターのWEBENCH Visualizerツールは、降圧、昇圧、昇降圧、SEPIC、フライバックなどのさまざまな電源トポロジーをサポートします。電流モード/電圧モード制御ループのほか、固定周波数、コンスタント・オンタイム(COT)アーキテクチャなどの特定のニーズに対応するため、複数の代替回路構成も利用可能です。メーカー110社の広範な電源部品ラインナップをカバーしていることから、設計者にとって幅広いパラメータを利用した仕様設定が可能になります。
WEBENCH Visualizerの機能 2番目のVisualizerコントロール・パネルにより、設計者は電圧、電流、温度を変更しながら設計オプションを調整できます。更新されたソリューション・リストが数秒で現れ、各設計のトポロジー、回路図、フットプリント、効率、動作値、BOMコスト/部品数を表示します。WEBENCH Visualizerツールのインタラクティブなフィルタ機能により、設計するシステムの厳密な要件に対応するために、電源回路設計をさらに微調整することも可能になります。 1つの設計を選択すると、追加の部品オプションや電気特性/放熱シミュレーションによって、さらにその設計の調整と最適化を行うことができます。「Build It!」機能により、カスタム化した電源回路プロトタイプ・キットを数日以内に入手可能です。デモ・ビデオとWEBENCH Visualizerツールはwww.national.com/visualizerで利用できます。 WEBENCH Visualizerツールは、受賞実績を持つナショナル セミコンダクターのWEBENCHツールの機能を、LEDと電源回路設計において、さらに拡張したものです。こうしたツールにより、最新のシミュレーション・モデル、パラメトリック・データ、パッケージ情報に瞬時にアクセスし、複数の回路要件で複数のデバイスの性能を同時に比較することが可能になります。 高解像度の画像は米国本社のフォト・ギャラリで入手できます。 <商標> ### ナショナル セミコンダクターは、アナログ・パワーマネジメント技術の分野でのリーディング企業です。その製品ラインナップは、使いやすさに優れたIC製品、エネルギー効率の高いシステムを実現するPowerWise®製品、太陽電池アレイの電力回収効率を向上させるSolarMagic製品などで構成されています。ナショナルは2009年に、創立50周年の年を迎えました。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2009年5月31日に終了した2009会計年度の売上高は14億6,000万ドルでした。 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約80名です。 ウェブサイト・アドレス: この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先 その他からのお問い合わせ先 |