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DLP Cinemaを採用した3D上映対応スクリーンが全世界で7,000を突破

2009年10月27日

待望の3D新作映画「アバター」の製作にもDLP Cinema 3Dが採用に

SCJ-09-059 2009年10月27日

テキサス・インスツルメンツはこのほど、DLP Cinema®が世界の14,000スクリーン以上に採用され、そのうちの7,000スクリーン以上にDLP Cinema 3Dプロジェクションテクノロジーが導入されたと発表しました。
3Dデジタル映画が次々と公開されていることを受け、デジタルシネマ設備の採用が進んでいます。複数の3D映画が同時期に公開されるケースもあり、映画館での3D設備の需要はますます増えています。3D映画はフルカラー映画が登場して以来の最も大きな技術革新として脚光を浴びています。

今冬には、「タイタニック」の監督であるジェームス・キャメロン監督による20世紀フォックスの待望の大作映画「アバター」がDLP Cinemaによって上映され、最高の視聴体験を提供します。

20世紀フォックスの米国内配給担当プレジデントのブルース・スナイダー(Bruce Snyder)氏は次のように述べています。「DLPの最先端技術は『アバター』を生き生きとしたものにし、全世界の映画愛好者に向けて、重要な役割を果たすでしょう。また、熱望された『アバター』の公開によって、DLP Cinemaによる映画業界への貢献にも注目が集まるでしょう」

「アバター」は映画製作から公開にわたりDLPテクノロジーを採用
「アバター」の撮影では、撮影画面をその場で確認するために、DLPプロジェクターが使われました。また、キャメロン氏と彼の映画製作会社であるLightstorm Entertainmentは、優れたコントラスト比、色調整能力、鮮明な3D映像を作り出すため、ポストプロダクション(編集)段階でも、DLP Cinemaプロジェクターを使用しました。さらに2009年12月(予定)に「アバター」が公開される際には、全世界のDLP Cinemaプロジェクター完備の映画館でも上映されることになります。

Lightstorm Entertainmentのプロダクション・サービスおよびテクノロジーのバイスプレジデントであるジェフリー・バーディック(Geoffrey Burdick)氏は、次のように述べています。「LightstormとDLP Cinemaは、8年前から3D映像の実現に向けて協力してきました。
この協業関係のおかげで、観客は映画館でこれまで体験したことのない3D映像体験をできるようになります」

映画館などの上映施設では、DLP Cinemaのライセンシーパートナー3社(バルコ、クリスティデジタル、およびNEC)によるプロジェクターを使うことで、DLP Cinemaで最大100フィート(対角)、DLP Cinema 3Dで最大75フィート(同)の3Dスクリーンと、他の技術の追随を許さない大画面での上映が可能です。さらにDLP Cinemaは今年、複数の3Dプラットフォームを統合し、3Dでのライブ中継も可能な次世代エレクトロニクスプロラットフォームと、4Kテクノロジーの導入予定も明らかにしています。

TIのDLP Cinema®事業部ビジネスマネージャーであるナンシー・フェア(Nancy Fares)は次のように述べています。「今年はDLP Cinemaにとって、DLPチップを用いた3D映像の実現から5周年の節目になります。DLP Cinemaはデジタル映像クオリティーの業界標準であり続けるとともに、スクリーン上の映像を実体験のように感じられる映像体験を提供し、映画業界に協力し続けることを約束します」

DLP Cinemaテクノロジーは南極以外の全世界・全大陸で採用実績があります。現在、世界中の7,000スクリーン以上が、DLP Cinemaテクノロジーを使用して3D上映を実現しています。昨年の発表より、DLP Cinemaテクノロジーを搭載したIMAX®デジタルプロジェクションシステムは、世界で88ヵ所に採用されています。

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DLP®テクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLP®テクノロジーは、鮮明で明るくシャープな映像を提供します。ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクター、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema®)および大画面HDTVなどに採用され、世界のプロジェクションおよびディスプレイのトップメーカーの多くが、DLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは、世界各地の映画館約14,000スクリーンで採用されているDLP Cinema®での興行上映の実績をベースに開発された映像技術の総称です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、なめらかな画像と高速な動画応答性能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は2,000万台以上を記録しました。
DLPテクノロジーに関する情報は、ホームページ (http://www.dlp.com/jp) でも発信しています。

※ DLP、DLP Cinema、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です
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