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日本TI、超低ノイズ特性、歪み特性、静止電流など業界最高の性能を提供する新型オペアンプ製品を発表

2009年10月05日

プロフェッショナル・オーディオ分野において最先端のサウンドを提供する
2チャネル内蔵、バイポーラ入力のオペアンプ

SCJ-09-112 2009年10月5日

日本テキサス・インスツルメンツは、バー・ブラウン オーディオ製品ラインアップから、業界最高の性能を提供する2チャネル内蔵、バイポーラ入力のオーディオ用オペアンプ、『OPA1612』を発表しました。この新製品は市場の同等製品と比較して、ノイズを60%、歪みを50%も低減できることから、クリアで原音に忠実なサウンドを提供します。『OPA1612』は、プロフェッショナル・オーディオおよび放送用スタジオ機器、マイクロフォンのプリアンプ、アナログ/デジタル・ミキサーコンソール、ハイエンドのA/Vレシーバ、オーディオ用計測装置などの幅広いアプリケーションにおいて、複数チャネルを低い消費電力でサポートします。

OPA1612画像


『OPA1612』の詳細はこちらからも参照できます。http://www.tij.co.jp/opa1612-pr

『OPA1612』の特長と利点

  • 『OPA1612』のバイポーラ入力は、1kHz(キロヘルツ)において1.1nV/√Hz(ナノボルト/√ヘルツ)と非常に低い電圧ノイズ密度特性、および0.000015%の超低歪み特性を提供することから、クリアで原音に忠実なオーディオ再生を実現します。
  • 負荷抵抗2kΩ(キロオーム)時に正負両電源電位の600mV以内までのレール・ツー・レール出力振幅を提供することから、振幅の余裕、およびダイナミック・レンジの拡張に役立ちます。
  • ±2.25V(ボルト)~±18Vと業界で最も広い電源電圧範囲、1チャネルあたり3.6mA(ミリアンペア)と低い電源電流によって、幅広い負荷条件で良好なダイナミック特性を提供します。
  • 内蔵回路が独立した構成であることから、オーバードライブ時や過負荷時にも、チャネル間のクロストーク、および相互干渉を最小にできます。
  • オーディオ・コンバータ(『PCM17xx』および『PCM16xx』)、マイクロフォン・プリアンプ(『PGA2500』および『PGA2505』)をはじめとするTIのオーディオ製品との間でトータルソリューションを提供することから、製品の市場投入時間短縮に役立ちます。


供給および価格について
『OPA1612』は8ピンSOパッケージで供給中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は2.75ドルです。1チャネル内蔵の『OPA1611』も8ピンSOパッケージで供給中です。
『OPA1611』の1,000個受注時の単価(参考価格)は1.75ドルです。

『OPA1611』および『OPA1612』の特性表

項目 OPA1611 OPA1612
内蔵チャネル数 1 2
電源電圧範囲Vs 5V ~ 36V 5V ~ 36V
1チャネルあたり静止電流(Max) 3.6 mA 3.6 mA
利得帯域幅積GBW (Typ) 40 MHz 40 MHz
スルーレート(Typ) 27 V/μs 27 V/μs
電圧ノイズ密度Vn (1kHz)(Typ) 1.1 nV/√Hz 1.1 nV/√Hz
定格 データシート参照 データシート参照
ピン/パッケージ 8ピン SOIC 8ピン SOIC
特性規定温度範囲 -40 °C ~ +85 °C -40 °C ~ +85 °C
動作温度範囲 -55 °C ~ +125 °C -55 °C ~ +125 °C
1,000個受注時の単価(参考価格) 1.75 ドル 2.75 ドル


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