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TI、世界最先端のアナログ生産工場を米国にオープン

2009年09月30日

CORPPR-09-006 2009年9月30日

テキサス・インスツルメンツは本日、米国テキサス州リチャードソンの生産工場をオープンすることを発表しました。生産設備の移動は10月に開始される予定です。

リチャードソンの頭文字であるRとfabrication(製造)の FABから命名されたこのRFAB工場は、あらゆるエレクトロニクス製品のコンポーネントとして不可欠のアナログICの製造に300ミリウェハを使った世界で唯一の生産工場です。大きなサイズのウェハを使用することにより、一度に大量のアナログICを製造することが可能となり、より優位な量産体制の確立につながるものです。

TIの会長、社長 兼CEOリッチ・テンプルトンは次のように述べています。
「エネルギー削減と環境保護の機運が高まり、アナログICに対するメーカーからの需要は増加しています。ここで生産されるICによって、メーカーはよりエネルギー効率の高いエレクトロニクス製品を製造することができるようになるでしょう」

この生産工場ではTI独自の工程に基づき、スマートフォン、ネットブックからテレコム、コンピュータシステムに至るさまざまなメーカー向けのエレクトロニクス製品用アナログICが生産される予定です。

この生産工場の初回出荷は2010年内を予定しており、最初の生産立ち上げで生産がフル稼働に入れば、金額にして年間10億ドルのアナログICの出荷が可能となります。

最近の拡大
RFABの設立は、近年のTIの一連の生産拡大の中で最も新しいものです。今年初めにTIは、フィリピンのクラーク経済特区に組み立て・テスト工場を設立しました。TIはまた、他地域の工場でもテスト設備を増設し、ダラスを含む世界中のアナログIC生産工場に新たに取得した200ミリ製造設備を導入中です。

環境モデル
RFABは環境に配慮した工場の重要なモデルとなっています。同工場は、米国グリーンビルディング協議会(U.S. Green Building Council)のLEED(Leadership in Energy and Environmental Design)プログラムでゴールド認定を受けた最初の半導体工場です。TIはRFABの設計を世界の他の工場にも適用しています。

RFABおよびTIの製造・テクノロジーに関する詳細は、www.ti.com/rfabおよびwww.ti.com/ersearchをご覧ください。


ニュース・リリース(全文)については、TIのインターネットのホームページ(http://www.ti.com)からご覧いただけます。