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日本TI、エミュレーション機能や拡張性を備えた49ドルの低価格DSP開発ツール『TMS320VC5505』eZdsp USBスティックを発表

2009年09月28日

オーディオ、音声、医療、その他ポータブルアプリケーションの開発が容易に

SCJ-09-104 2009年9月28日

日本テキサス・インスツルメンツは、『TMS320VC5505』eZdsp USBスティック開発ツールを発表しました。多くの開発者にとって、新しいデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)プラットフォームを評価する際、開発ツールを導入する費用と時間が一つの障害となっています。今回の新しいDSP開発ツールは、これらの障害を取り除き、高機能エミュレータや統合開発環境『Code Composer Studio™』まで含む開発環境を49ドル(参考価格)という低価格で提供します。これにより、ポータブルオーディオプレーヤー、ボイスレコーダー、IP電話、ポータブル医療機器、バイオメトリックUSBキー、ソフトウェア無線(SDR)、ハンズフリーヘッドセットおよびメーターアプリケーションなど、様々なDSPアプリケーションの安価で迅速な開発が可能になりました。この業界で最も低価格なDSP開発ツールは、既存および潜在顧客をはじめ、研究員、学生にも利用いただけます。

『TMS320VC5505』eZdsp USBスティックおよび『TMS320VC5505』ポートフォリオに関する情報はこちらからも参照できます。


『TMS320VC5505』eZdspスティックは、ほぼガム1枚程度のサイズで、XDS100エミュレータ、オーディオコーデック、コネクタ等をボード上に統合することによって、評価および開発を簡素化します。また消費電力効率の高い『TMS320VC5505』DSPを活用することにより、開発ツール全体をUSBバスパワーのみで動作させることが可能です。ノートパソコンやワークステーションなどのUSBに接続するだけで、追加設定無しに直ちに使用できます。

『TMS320VC5505』eZdsp USBスティック開発ツールの主な特長

  • アクティブ時0.15 mW/MHz以下、スタンバイ時0.15 mW以下の業界で最も低い消費電力を実現する『TMS320VC5505』DSPを搭載
  • 49ドル(参考価格)という低価格で、導入コストを低減
  • XDS100エミュレータを統合し、完全なデバッグ機能と、アルゴリズム最適化やベンチマークの可視化を実現
  • ボード上のオーディオコーデックとステレオ入力やヘッドフォン出力により、『TMS320VC5505』が持つ数多くの機能やパフォーマンス、多くのDSPアルゴリズムの評価が可能
  • 拡張コネクタにより、各種ドーターカードにも接続可能
  • 電源ケーブル等が不要で、開発ツールのセットアップを簡素化
  • 『Code Composer Studio™ version 4』統合開発環境の完全版を同梱
  • 拡張評価オプションの追加によって、『TMS320VC5505』評価モジュール(TMDXEVM5505)への容易な移行が可能

価格と供給について
『TMS320VC5505』eZdsp USBスティック開発ツールは、現在参考価格49ドルで供給中です。また、『TMS320C5000』プラットフォームは、チップサポートライブラリ、アプリケーションノート、リファレンス・デザイン、アプリケーションガイドに加え、TIの開発者ネットワーク、オンラインコミュニティによってサポートされています。

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