TI ホーム > ニュースリリース

ニュースリリース

日本TI、監視カメラ機器を高画質化する、マルチチャネル・ビデオ・デコーダ新製品を発表

2009年08月26日

4チャネルビデオを同時処理する新製品『TVP515x』3種、
自動コントラスト制御とノイズ・フィルタリング機能により
業界をリードするビデオ・デコード性能を提供

SCJ-09-092 2009年8月26日

日本テキサス・インスツルメンツは、優れた画質を提供する、マルチチャネルNTSC/PALビデオ・デコーダ3製品『TVP5158』、『TVP5157』、および『TVP5156』を発表しました。これらの新製品は最新の適応型2Dコムフィルタを内蔵し、自動コントラストやノイズ・フィルタリングなどの画像補正技術を採用しています。いずれも4チャネルビデオ入力を同時にデコード処理可能であり、マルチチャネルのデコード処理が要求される監視カメラやテレビ会議システムに、低価格かつ省スペースで実装できる最適の製品です。主なアプリケーションは、マルチチャネル・デジタルビデオレコーダ(DVR)、デジタルビデオサーバ(DVS)、ハイブリッドDVR、テレビ会議用カメラおよびデジタルサイネージなどです。 また、『TVP5158』による柔軟なビデオ出力インターフェースを、TIのDaVinci™ テクノロジーをベースとしたデジタル・メディア・プロセッサ(『TMS320DM6467』および『TMS320DM365』)に組み合わせることによって、外部FPGAが不要になりシステムコストを最大10ドル削減できます。本件に関する詳細は、http://www.tij.co.jp/tvp5158-prprodから参照できます。

これらの新製品に関する情報はこちらからも参照できます。


『TVP5158』『TVP5157』および『TVP5156』の特長と利点:

  • 各製品とも4つの高性能NTSC/PALビデオ・デコーダを搭載。4ビデオ・チャネルを同時にデコードし、シングルストリームにてDSPへ出力できるため、1チャネル当たりのコストが低減
  • NTSCおよびPAL方式に準拠した、高品質の5ライン適応型コムフィルタ・アルゴリズム
  • 2つの『TVP5158』を用いたマルチチップ・オペレーション時には、同時に8チャネルのハーフD1または CIFのカスケード出力が可能
  • 自動コントラスト機能により、光量の少ない状況下における画質が向上し、DSP側での処理負担が軽減されるため、他のより多くのアルゴリズム実装が可能に
  • 2D空間フィルタリングによるノイズ・リダクションにより、光量の少ない映像を改善し、後段デバイスによる画像データ圧縮の画質と圧縮比を向上可能

価格と供給について
『TVP5158』、『TVP5157』、および『TVP5156』は、現在サンプル出荷中です。各製品の1,000個受注時の単価(参考価格)は、『TVP5158』が8.25ドル、『TVP5157』が7.75ドル、そして『TVP5156』が7.25ドルです。評価モジュールは2009年第4四半期に供給の予定です。

RSS配信について
日本TIでは、製品・技術に関するニュースリリースをRSS配信しています。以下のページにある「RSS配信」のコーナーで「日本TIニュースリリース」をクリックしてください。
http://focus.tij.co.jp/jp/general/docs/rss.tsp


※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。