従来のPCI-PCI Express変換テクノロジーからの容易な移行経路を提供する新製品

SCJ-09-090 2009年8月3日

日本テキサス・インスツルメンツは、市場の競合製品と比較して半分の基板実装面積で、業界で最も高いスループットを提供する新型PCI Express-PCIバス変換ブリッジIC『XIO2001』を発表しました。『XIO2001』は、従来のPCIから最新のPCI Expressテクノロジーへの容易な移行経路を提供する、単一機能のバス変換ブリッジICであり、コンピュータのマザーボード、工業用のPCおよび制御基板、試験・計測基板、ならびに監視カメラのキャプチャ基板などの各種アプリケーションに最適です。

『XIO2001』に関する情報は、こちらからも参照できます。

• 『XIO2001』の詳細および無償サンプル： http://www.tij.co.jp/xio2001-pr

『XIO2001』は、設計において最高の性能を実現するためのさまざまな利点を提供します。
同時に供給される『XIO2001 Performance Tuning Tool』は、使いやすいGUI（グラフィカル・ユーザー・インターフェイス）を使用して、『XIO2001』に内蔵のレジスタ設定をカスタマイズできることから、個々のアプリケーションにおいて最高の性能を実現するよう性能を調整できます。また『XIO2001』は、ブリッジ経由でアップストリームのメモリ・アクセス性能を測定した場合に、市場の競合製品と比較して2倍のスループットを提供します。この性能は、広帯域と低遅延を必要とする設計において重要です。

『XIO2001』の特長と利点

• 7mm×7mmの小型パッケージで、貴重な基板実装面積の低減に役立ちます。
• 『XIO2001 Performance Tuning Tool』を使用して、『XIO2001』の性能のカスタマイズと設定を簡単に実行できることから、個々のアプリケーションにおいて最高の性能を実現できます。
• ダウンストリームのPCIバス・マスタを最高6個サポートするアービトレーション（調停）回路を内蔵していることから、専用デバイスの外付けが不要です。市場の競合製品では4個のバス・マスタしかサポートしていません。
• 『XIO2001』は複数のバッファ付きクロックを集積していることから、クロック・バッファの外付けが不要で、部品点数およびコストの低減に役立ちます。
• アダプティブ・イコライザ回路を内蔵していることから、ジッタの許容範囲が広く、より長いプリント基板配線、または接続ケーブルを使用できます。

供給および価格について
『XIO2001』は、7mm角のZAJパッケージ、および12mm角のZGUパッケージ（商業用温度範囲: 0 ℃～+70 ℃）で供給されます。ZAJおよびZGUパッケージ製品の1,000個受注時の単価（参考価格）は5.50ドルです。工業用温度範囲（-40 ℃～+85 ℃）の12mm角IZGUパッケージ製品の1,000個受注時の単価（参考価格）は6.05ドルです。

『XIO2001』の特性表

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