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日本TI、『MSP430』マイクロコントローラ新製品を発表 高精度と高い信頼性により電力測定の各種アプリケーションに最適

2009年07月08日

超低消費電力『MSP430F471xx』が
三相電力計における高精度の電力計測と改ざん防止を実現

SCJ-09-081 2009年7月8日

日本テキサス・インスツルメンツは、16ビット超低消費電力マイクロコントローラ(MCU)の新製品『MSP430F471xx』を発表しました。増大する電力需要に対応するため、電力会社は電力消費量を正確に把握すべく、高い信頼性と高精度な多相電力測定ソリューションを求めています。新製品は三相電力計等のソリューションに応えるものです。『F471xx』のシステム・オンチップ計測ソリューションは、優れた精度で電圧と電流の同時計測を行い、改ざん検知も可能であることから、効率良く、かつ信頼性の高い電力計測が実現可能です。

『MSP430F471xx』三相電力量計 MCUの主な特長

  • 三相電力測定アプリケーションに最適な、独立した16ビット シグマ・デルタ・コンバータを統合
  • 高精度の電力計測(誤差0.1パーセント未満)
  • 電力線監視に最適な全チャネル同時計測
  • LCDやリアルタイムクロック、ペリフェラル使用時も超低消費電力で動作するため、停電時のバックアップ電源駆動時のデータ保存が可能
  • 改ざん検知や、気温や湿度測定などでも使われる7次シグマ・デルタ・コンバータによる高精度での計測が可能
  • 最大120KB フラッシュおよび8KB RAMまでのメモリオプションを用意
  • 開発者の利便性を高めるために、サンプル・コードや評価用モジュール、アプリケーションノートを用意。すぐに設計が可能


製品に関する情報はこちらからも参照できます。


TIの幅広い製品群がスマート・グリッド・ソリューションを支援
TIは公共料金の検針に関するソリューションを提供します。電力や水道、ガスの検針に加え、スマート・メーターに適した電力線通信(PLC)やRFインターフェイスを提供し、お客様のスマート・グリッド・ソリューションの設計を支援します。高度に最適化された特定アプリケーション向け組み込みプロセッサや低消費電力RF、パワーマネージメント、RFIDからZigBeeや6LoWPAN(IPv6 over Low-Power Wireless Personal Area Network)、ワイヤレスM-Bus、OFDM、SFSKモジュレーション向け専用ソフトウェアサポートにいたるまで、TIはスマート・メーターに最適なソリューションを提供します。

価格と供給について
『F471xx』MCUは1,000個受注時、575円から795円(参考価格)で、同じく税込推奨価格9,450円の『MSP-TS430PZ100A』ターゲットボードと共に提供中です。また、これらのデバイスは『MSP-FET430U100A』フラッシュ・エミュレーション・ツール(税込推奨価格19,800円で供給中)および電力計用評価モジュールと完全な互換性を確保しています。

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