2009年07月08日
ナショナル セミコンダクター 業界で最も低ノイズの周波数シンセサイザを発表
LTEおよびWiMAX基地局で サイズが大きく高価なローカル・オシレータ・モジュールを不要にする PowerWise®製品LMX2541 |
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2009年7月7日 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役ジェフ・ウォーターズ、資本金:42億750万円)は、業界で最も低ノイズの完全集積型周波数シンセサイザを発表しました。新しいPowerWise®製品のLMX2541は2.1GHz時に2mrad(ミリラド)未満のRMS(二乗平均平方根)ノイズ、3.5GHz時に3.5mrad未満のRMSノイズを提供し、帯域内PLL(フェーズ・ロック・ループ)ノイズとスプリアス特性の両面で、競合他社製品に比べ10dB優れた性能を提供します。 LMX2541はLTE(Long Term Evolution)、WiMAX (Worldwide Interoperability for Microwave Access)、マルチ・スタンダード無線などの次世代基地局無線トランシーバのローカル・オシレータ(LO)に最適です。クロック・ジッタ・クリーナLMK04000との組み合わせにより、LMX2541は装置の変調精度(EVM)を大幅に向上させ、受信機の感度と送信機のスペクトル純度を高めます。 LMX2541は31.6MHzから4000MHzまでの広い周波数範囲をカバーする6種のデバイス・ファミリとして提供されます。LMX2541はナショナルの高速ADC(アナログ/デジタル・コンバータ)ADC16V130、デジタル制御可変ゲイン・アンプ(DVGA)LMH6517およびクロック・ジッタ・クリーナLMK04000との組み合わせにより、全体のリンク・パワー効率と通信路容量を向上させます。 集積型VCO内蔵の周波数シンセサイザLMX2541の技術的特長 さらにLMX2541は外付け部品点数を低減させながら、電源ノイズ耐性と性能の一貫性を向上させるために必要なLDO(低ドロップアウト)レギュレータと出力ドライバ・マッチング回路を集積しています。LMX2541の電源電圧範囲は3.15Vから3.45Vで、1.8Vでも動作可能な3線式MICROWIRE®対応バス・インタフェースにより、デバイス・プログラミングが容易です。 LMX2541は業界をリードするナショナルのPLLatinum®アーキテクチャ(特許取得済み)とパッケージ技術に基づいて開発されました。ナショナルはLMX2541をメーン州サウスポートランド工場の高性能シリコン・ゲルマニウム(SiGe)BiCMOS-8プロセス技術を用いて製造します。 <価格と供給> LMX2541の詳細情報およびサンプルや評価ボードの注文については、 高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリで入手できます。 <商標> ナショナル セミコンダクターは、アナログ・パワーマネジメント技術の分野でのリーディング企業です。その製品ラインナップは、使いやすさに優れたIC製品、エネルギー効率の高いシステムを実現するPowerWise®製品、太陽電池アレイの電力回収効率を向上させるSolarMagic製品などで構成されています。ナショナルは2009年に、創立50周年の年を迎えました。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2009年5月31日に終了した2009会計年度の売上高は14億6,000万ドルでした。 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約80名です。 ウェブサイト・アドレス: この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先 その他からのお問い合わせ先 |