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日本TI、Piccoloコントローラの開発キット最新版を発表 電化製品の力率改善と最大2基のセンサレスのモーター制御をマイクロコントローラ1個で実現

2009年07月01日

SCJ-09-080 2009年7月1日

日本テキサス・インスツルメンツは本日、『Piccolo™モーター制御キット』2種類を発表しました。高調波規制対策のPFC(力率改善)はモーター制御アプリケーションの必須要件となってきています。本日発表したキットは、マイクロコントローラ(MCU)1個で、PFCと最大2基のモーターのセンサレス・ベクトル制御を低コストで実現します。キットにはTIのPiccoloコントローラと高性能アナログ製品が搭載されており、コストが重視されるモーター制御アプリケーション(ポンプ、冷暖房空調機器、冷蔵庫、その他各種電化製品や白物家電)を迅速に開発できます。 controlCARD搭載のこれらのキットは、Piccolo controlCARD、Code Composer Studio™ 統合開発環境、ソフトウェア・ライブラリ、およびハードウェア設計者向けパッケージで構成されており、開発者のニーズに対応します。

モーター制御PFC開発キットには永久磁石モーターが1個、デュアル・モーター制御PFC開発キットには同2個が、それぞれ含まれます。本件に関する詳細は、
http://www.ti.com/1motorcontrolpfc-prtools (英文) および
http://www.ti.com/2motorcontrolpfc-prtools (英文)から参照できます。

Piccoloモーター制御キット画像


製品に関する情報はこちらからも参照できます。


Piccoloモーター制御PFC開発キットの主な特長と利点

  • 60MHz動作の『TMS320F28035』は、最大128KBのフラッシュメモリ、および制御用途の各種ペリフェラル(12ビット、16チャネルのオンチップADC、高分解能PWM出力)を搭載
  • キットのモーター向けに調整されたセンサレス・ベクトル制御ソフトウェアにより、開発者はすぐに設計に着手可能
  • ソフトウェアのインクリメンタル・ビルド機能により、Piccoloコントローラを使ったモーター制御とPFCを段階的に学習しながら開発が可能
  • デュアル・フルブリッジPWMモーター・ドライバーに、プログラマブルなサイクル・バイ・サイクル電流制限および2段階の熱保護機能を搭載
  • 絶縁されたUSB JTAGエミュレーションをオンボード搭載することで、外部JTAGエミュレータを不要としコストを削減
  • センサレス・ベクトル制御理論とPFCの原理、および両者を1個のPiccoloコントローラで実行する説明書を用意


価格と供給について

モーター制御 PFC 開発キット(『TMDS1MTRPFCKIT』)およびデュアル・モーター制御 PFC 開発キット(『TMDS2MTRPFCKIT』)は、本日から供給されます。参考価格はそれぞれ 369.00ドルと 399.00 ドルです。

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