2009年06月30日
高性能かつ環境問題を意識した産業・通信機器向けに、
電力効率と性能を同時に満たす『TMS320C674x』および『OMAP-L138』
SCJPR-09-053 2009年6月30日
日本テキサス・インスツルメンツは、業界で最も低消費電力の固定/浮動小数点デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)の新製品『TMS320C6742』、『TMS320C6746』、『TMS320C6748』、および固定/浮動小数点C674x DSPコアとARM9コアを搭載した『OMAP-L138』の4製品を発表しました。いずれも多くの接続インターフェイスを実装し、固定小数点および浮動小数点のデジタル信号処理が可能です。ペリフェラルの集積度、放熱軽減、バッテリ寿命等の要件が厳しいアプリケーションにおいて、接続性と電力効率に優れた設計に対応した製品群です。
これらの新製品は産業機器や通信機器、医療診断、オーディオといった様々なアプリケーション向けに、システムコスト低減のための最適化された機能とペリフェラルを提供します。例えば『OMAP-L138』には固定/浮動小数点C674x DSPコア、ARM9コアに加え、イーサネットMAC(EMAC)およびLCDコントローラが統合されています。また計測機器や業務用無線、音響機器、ホームセキュリティセンサといった、高速データ通信と大容量ストレージが必要なアプリケーション向けに、ユニバーサル・パラレル・ポート(uPP)やシリアルATA(SATA)を搭載しています。
また電圧と周波数を変更する機能(DVFS)により、消費電力を制御し、最適な電力モードの設定が可能です。
TIのパワー・マネージメント・ソフトウェアや各種アナログ製品と組み合わせることにより、システム性能と消費電力を容易に最適化することが可能です。新しい4製品はピン互換性があり、全ての『TMS320C6000™』製品とコード互換性を確保していることから、開発期間の短縮が可能です。
『C6742』、『C6746』および『C6748』の主な特長
『OMAP-L138』の主な特長
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※TMS320C6000、C6000およびDSP/IOSはテキサス・インスツルメンツの商標です。すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。