2009年06月11日
ナショナル セミコンダクターとサンテックパワー社、太陽光発電システム向けSolarMagic技術で協力
目的は太陽電池アレイの電力回収効率向上 |
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2009年6月10日 ナショナル セミコンダクター コーポレーション(本社:カリフォルニア州サンタクララ市 取締役会会長ならびに最高経営責任者:ブライアン・ハーラ)と、結晶シリコン太陽電池(PV)モジュールの世界最大メーカーであるサンテックパワーホールディングスは、ナショナル セミコンダクターのSolarMagic技術の普及促進と未来のソリューション開発を共同で行うため、SolarMagic技術を評価することに合意し、覚書(MOU)に署名しました。 ナショナルのSolarMagicパワー・オプティマイザは、太陽光発電システムにおいて、電子技術を最適部に分散採用し、日陰、堆積物、パネルのミスマッチなどの実環境条件の変化によって発生する電力損失を回復します。 ナショナル セミコンダクターのキー・マーケット・セグメントおよびビジネス・デベロップメントのシニアVP、マイク・ポラチェックは、「結晶シリコン太陽電池モジュールのリーディング・メーカーであり、太陽光発電の普及推進についてビジョンを共有する企業であるサンテックパワー社と協力することを誇りに思います」と述べ、さらに「アナログとパワーマネジメント分野における私たちの強みは、太陽光発電分野への有効活用が可能で、太陽光発電市場でのユニークなイノベーションの実用化を実現します」と語りました。 サンテックパワー社のSystems R&D のVP、Cai 博士は、「太陽光発電業界のイノベーションは協同プロセスです。ナショナル セミコンダクターのSolarMagic技術とサンテックパワーの高効率太陽光パネルを組み合わせて使用できる可能性が生まれたことに、大きな期待感を抱いています」と述べ、さらに「この革新的な技術は、太陽光発電システムの電力回収効率を向上させ、その結果、太陽光発電システムのコストをより手ごろな水準にすることができます」と語りました。 ナショナルは、太陽電池アレイの電力回収効率の向上のためにSolarMagic技術を開発しました。太陽光発電モジュールの技術的特性が原因で、樹木、煙突、電線などにより発生する日陰、落ち葉やほこりなどの堆積物、パネルの経年劣化などによる実際の動作環境条件の変化が、多大な電力損失を発生させることがあります。SolarMagic技術はこのような条件変化の影響を相殺し、一般の住宅所有者やビジネス関係者に対する安定した電力供給を可能にします。 サンテックパワーホールディングスについて <商標> ### ナショナル セミコンダクターは、エネルギー効率の高いアナログおよびミクスト・シグナル製品を提供して います。ナショナルのPowerWise製品は、バッテリの使用時間を延長し、システムの消費電力および 熱の発生を低減します。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2008年5月25日に終了した2008会 計年度の売上高は18億9,000万ドルでした。 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約80名です。 ウェブサイト・アドレス: この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先 |