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ニュースリリース

TI、ルミナリィ・マイクロ社(Luminary Micro)を買収

2009年05月22日

ARM® Cortex™-M3搭載32ビットMCU市場をリードする企業の買収により
TIのMCUポートフォリオをさらに拡充

SCJPR-09-046 2009年5月22日

テキサス・インスツルメンツは、ARM Cortex M3搭載32ビットMCU市場をリードするルミナリィ・マイクロ社(Luminary Micro)の買収を発表しました。ルミナリィ・マイクロ社のCortem-M3プロセッサのStellaris製品ファミリーが加わることにより、TIのマイクロコントローラ(MCU)ポートフォリオは業界でもっとも充実したものになり、Stellaris MCUの優れた性能を、TIの技術サポートとともに顧客に提供することができます。

Stellaris製品によって、TIは32ビットMCUのメインストリーム市場のニーズに対応するとともに、汎用向け業界標準ARM Cortex-M3コアと、Stellaris製品ファミリーが持つ、10/100イーサネットMAC+PHY、CAN、USB On-The-Go(OTG)、USBホスト/デバイス、SSI/SPI、UART、I2SおよびI2Cなどの先進のコミュニケーション機能を併せて提供できます。買収による手続きは2009年5月14日に完了しました。(www.ti.com/stellarispr

TIのアドバンスド・エンベデッド・コントロール(AEC)事業部のバイスプレジデント、ブライアン・クラッチャー(Brian Crutcher)は次のように述べています。「ルミナリィ・マイクロ社のCortex-M3プロセッサにおける設計実績とTIの超低消費電力『MSP430』MCUおよび高性能『C2000™』リアルタイム・コントローラの組み合わせにより、ほぼすべてのアプリケーションに対応することができます」

StellarisファミリーのMCUは、モーション・コントロール、遠隔モニタリング、冷暖房空調設備およびビル管理、ネットワーク・アプライアンスおよびスイッチ、工場オートメーション、電子POS機器、検査・測定機器、医療機器ならびにゲーム機器といった、コストに厳しく、高度の制御処理やコネクティビティを要求されるアプリケーション向けの製品です。最近発表された第4世代のStellaris製品であるLM3S9000は、汎用向けプロセッシング機能の新たな可能性を切り拓くとともに、コネクティビティ、メモリー構成および高度なモーション・コントロールの機能を組み合わせています。
WSTS*によると、MCU市場は2010年までに121億ドル規模に達すると見込まれており、TIのMCUは組み込みプロセッシングポートフォリオの中核として、TIにとって大きな成長の可能性を持っています。

*WSTS: World Semiconductor Trade Statistics。世界半導体市場統計

TIのコントローラに関する詳細はwww.ti.com/mcuより参照できます。Luminary Micro製品に関する詳細はwww.luminarymicro.comより参照できます。


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