2009年05月20日
あらゆるシステム開発が可能なクラス最高のハードウェア、ソフトウェア、
ツール、およびサポートを提供
SCJPR-09-043 2009年5月20日
日本テキサス・インスツルメンツは、IEEE 802.15.4標準規格、ZigBee PROネットワーク、ZigBee RF4CEリモート・コントロール、スマートエネルギー、ホーム・オートメーション/ビルディング・オートメーション、環境モニタリング、およびワイヤレス医療機器などの幅広いアプリケーションをサポートする、2.4GHz(ギガヘルツ)帯のRF(高周波)システム・オン・チップ・ソリューションである『CC2530』を発表しました。『CC2530』は既存の同種の製品と異なり、最大で256KB(キロバイト)までのフラッシュ・メモリを内蔵していることから、複数のネットワーク・プロトコルの開発が可能です。TIでは、『CC2530』の開発をサポートするため、無料でダウンロード可能なソフトウェアおよびツールを供給しており、顧客はシステム開発に必要なあらゆる要素を入手できます。
『CC2530』に関する関連リンク
TIのハイパフォーマンス・アナログ・ビジネス担当でシニア・バイスプレジデントのアート・ジョージ(Art George)は次のように述べています。「『CC2530』ソリューションは、RFリモート・コントロール、コンスーマ向けのオーディオ/ビジュアル・エレクトロニクス製品、効率的なスマートエネルギー・ネットワーク、進歩したホーム・オートメーション、および個人向けのワイヤレス医療機器などをはじめとする、新生のローパワーRF分野の各種アプリケーションを特に意識して開発された製品です。IEEE 802.15.4 標準規格をサポートするクラス最高のシステム・オン・チップと、他に例のないソフトウェアおよびツールの組合せは、次世代のローパワー・ワイヤレス・ネットワーキング・システムに無限の可能性を提供します」。
『CC2530』の主な特長と利点
『CC2530』の特性表
項目 | CC2530 |
フラッシュ・メモリの容量 | 32KB、64KB、128KB、256KB |
RAMの容量 | 8KB |
周波数範囲 | 2394 MHz ~ 2507 MHz |
スタンバイ時消費電流 | 1 μA |
動作電圧範囲 | 2.0 V ~ 3.6 V |
ピン/パッケージ | 40ピンQFN |
変調方式 | DSSS |
動作温度範囲 | -40 ℃ ~ +125 ℃ |
消費電流(受信時) | 24 mA |
消費電流(送信出力 +4.5 dBm時) | 35.5 mA |
周波数分解能 | 1 MHz |
送受信のデータ・バッファ | 128バイト |
デバイスタイプ | システム・オン・チップ |
周波数帯 | 2.4 GHz帯 |
送信電力 | +4.5 dBm |
受信時消費電流(Min) | 20.5 mA |
感度(最良値) | -97 dBm |
パワーダウン状態から送受信までのウェークアップ・タイム | 600 μs |
データレート(Max) | 250 kbps |
定格 | データシート参照 |
供給および価格について
『CC2530』は40ピンQFNパッケージで供給中です。1,000個受注時の単価(参考価格)は3.25ドルです。『CC2530』の評価に必要なすべてのハードウェアおよびソフトウェアを提供し、迅速に開発に取りかかれる、以下の包括的なデモンストレーション・キットも供給中です。
※ すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。