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日本TI、通信、テスター・計測および医療用アプリケーション向けにPECLバッファ製品ファミリーを発表

2009年03月11日

既存の同等製品と比較して67%も高速で、
より高いデータ・スループットを提供する新型PECLバッファも発表

SCJPR-09-023 2009年3月11日

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、クロックおよびデータ管理向けに、バッファ、トランスレータ、およびスプリッタの8品種で構成されるPECL(ポジティブ・エミッタ-カップルド・ロジック)製品ファミリーを発表しました。これらの新型デバイスは2.5V(ボルト)、3.3V、5Vの各電源電圧で動作する柔軟性を提供します。『SN65LVEP11』は動作周波数3GHz(ギガヘルツ)で1:2ファンアウト(1入力から2出力を提供)の差動バッファであり、3.3V、または2.5Vの電源電圧で動作することから、より低消費電力の製品を実現できます。『SN65EL11』バッファは、既存の同等製品と比較して、最高67%も高いデータ・スループットを提供します。この新型PECLファミリーは、430MHz(メガヘルツ)から3GHzと広範囲の速度グレードを提供することから、通信、テスター・計測、および医療用など、幅広いアプリケーションの要求条件を満足します。


『SN65LVEP11』関連のリンク


今回発表されたPECL製品ファミリーの主な特長

  • 業界標準のパッケージ、実装面積、およびピン接続
  • 430MHz~3GHzと広い動作速度
  • 2.5V(ボルト)、3.3V、5Vの各電源電圧をサポート


主な利点

  • 広範囲の動作速度、電源電圧によって高い柔軟性を提供
  • より低い電源電圧のプラットフォームへ移行できることから、消費電力を低減


供給および価格について
TIの新型PECL製品ファミリーは現在、量産出荷中です。各製品の詳細、ならびに1,000個受注時の単価(参考価格)を次の表に示します。

製品名 電源電圧 機能 動作周波数 1,000個受注時の
単価(参考価格)
SN65EL11 5V 1:2 スプリッタ 2.5 GHz 2.40 ドル
SN65EL16 5V 1:1 バッファ 2 GHz 3.00 ドル
SN65ELT20 5V TTL / PECL
(1回路内蔵)
430 MHz 2.40 ドル
SN65ELT22 5V TTL / PECL
(2回路内蔵)
490 MHz 2.40 ドル
SN65EPT22 3.3V TTL / PECL
(2回路内蔵)
2 GHz 4.50 ドル
SN65LVEL11 3.3V 1:2 スプリッタ 2 GHz 2.40 ドル
SN65LVELT22 3.3V TTL / PECL
(2回路内蔵)
1.75 GHz 2.40 ドル
SN65LVEP11 2.5V/3.3V 1:2 スプリッタ 3 GHz 5.50 ドル


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