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日本TI、エネルギー・ハーベストおよび省エネルギー向けアプリケーションの設計を容易にする16および32ビットMCU向けツールを発表

2009年02月12日

SCJPR-09-009 2009年2月12日

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、消費電力ゼロを見据えたエネルギー効率のよい超低消費電力型アプリケーションの迅速かつ簡単な開発を可能にする、2種の新しいマイクロ・コントローラ(MCU)向けツールを発表いたしました。

F5438 Exp Board Peripheral Explorer


  • 『MSP430F5438 デモ/実験ボード(MSP-EXP430F5438)』:
    16ビット超低消費電力マイクロコントローラ(MCU)『MSP430F5xx』(以下『F5xx 』) シリーズ向け『MSP430F5438』デモ/実験ボード
  • 『C2000 ペリフェラル検証用キット(TMDSPREX28335)』:
    デジタル電源アプリケーション向けの32 ビット・リアルタイム・コントローラ『TMS320C2000™』(以下『C2000』)向けペリフェラル検証用キット


『MSP430F5438 デモ/実験ボード』(www.tij.co.jp/f5438tool)は、大容量メモリーながら業界最小の動作時消費電力を実現した『F5xx』向けのツールで、エネルギー・ハーベスト(注)や無線センサー・システム、自動検針システム(AMI)などのアプリケーションの開発を容易にします。

『C2000 ペリフェラル検証用キット』(www.tij.co.jp/f28335tool)はデジタル電源向け、32ビットの『C2000』ベースの開発ツールです。周辺回路の評価を手軽に行うことが可能で、太陽光発電インバータや無停電電源(UPS)、テレコム用整流器、LED 照明などにおいて、開発期間を短縮し、エネルギー効率の高いリアルタイム・デジタル電源アプリケーション機能を拡張します。

注)エネルギー・ハーベスト:熱、光、振動などの周囲の環境にあるエネルギーを電気に変換し、一次電池や外部電源を使わずに電子部品を駆動する技術


『MSP430F5438デモ/実験ボード(MSP-EXP430F5438)』の主な機能と特長

  • エネルギー・ハーベスト、無線センサー・システム、スマート・メーター、自動検針システム(AMI)といった各種アプリケーションに拡張機能を有する超低消費電力設計向けの最新の『MSP430F5438』MCU がべース
  • 搭載されたICソケットにより、『F5xx』へのプログラム書き込みが容易
  • 低消費電力ワイヤレスの短期開発、サブ1GHz帯から 2.4GHz 帯までの周波数帯を網羅する TI の各種無線 RF 評価モジュールをサポート
  • 複数の入出力オプション ― マイク、ジョイスティック制御、押しボタン(2個)、ドット・マトリクス LCD、USB 接続、オーディオ出力用 3.5mm ヘッドホン・ジャックをサポート。これらの入出力を使用したシステムの開発期間を短縮
  • JTAG 経由のリアルタイム・オンボード・プログラミングとリアルタイム・デバッグが可能
  • Cコンパイラを含む無償の統合開発環境『Code Composer Essential(リンカ16KB限定版)』、ドキュメント、オープン・ソースのサンプル・コード
  • 希望小売価格:19,800円(税込)


『C2000 ペリフェラル検証用キット(TMDSPREX28335)』の主な機能と特長

  • 『C2000』の主要ペリフェラル(ePWM、ADC、McBSP、eCAP、CAN、I2C、SPI、GPIO)が動作可能な、新規ユーザー向けデモンストレーション・ツール
  • 『F28335 controlCARD』、ペリフェラル検証用ベースボード付属
  • 『C2000』コントローラとボード・コンポーネント駆動 5V 電源
  • 32 KBコード制限付き『Code Composer Studio™』IDE(統合開発環境)、ハードウェア、ドキュメント、サンプル・コード
  • 希望小売価格:25,000円(税込)


供給について

『MSP430F5438 デモ/実験ボード(MSP-EXP430F5438)』および『C2000ペリフェラル検証用キット(TMDSPREX28335)』は、TIおよびTIの特約店より購入できます。


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