2009年01月08日
DLP Pico™ チップセットがポータブルプロジェクションの
新たなカテゴリを創出
SCJPR-09-002 2009年1月8日
(米国時間2009年1月7日抄訳)
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、現在米国ネバダ州ラスベガスで開催されている世界最大の家電およびコンピュータ関連展示会である「2009インターナショナルCES」において、世界中のビジネスマンやコンシューマ向けに超小型のDLP® チップを搭載したモバイルプロジェクタ新製品を展示しています。
TIのDLP事業本部は、昨年の「Mobile World Congress」で「DLP Pico™」チップセットを発表以来、DLPのPicoテクノロジーを実装した様々な製品を市場に投入するため、東芝、Acer、BenQ、Dell、Optoma、Samsung、WowWeeなど、世界の大手メーカ各社と協力してきました。
TIのDLP事業本部、フロント・プロジェクション事業部エマージング・マーケット・ビジネス・マネージャのフランク・モイジオ(Frank J. Moizio)は、以下のように述べています。「当社は昨年のCESでDLP Pico™テクノロジーのプロトタイプのデモを行いましたが、今回はこのテクノロジーを採用した新製品を展示することができ、大変喜ばしく思います。DLP Pico™チップセットが誇る小型化のメリットや汎用性、優れた性能によって、大手メーカは一台のモバイル機器で多くの人々が画面を共有できる、今までのモバイル視聴体験に変化をもたらす製品を開発しました。ノートPC向けアクセサリからポータブル・プロジェクション・メディアプレイヤー、プロジェクタ内蔵携帯電話まで、ビジネスの生産性やエンターテイメントとしての価値は驚異的に向上しましたが、これは単なる始まりにすぎません」
DLP Pico™ソリューションは、どのような場所も瞬時にメディア視聴環境に変えてしまいます。コーヒーショップが会議室に、キャンプのテントがシアターに、そして学校の廊下の壁は児童がビデオクリップや写真を共有するスクリーンに早変わりします。コンテンツをどのような壁面にも投射できるため、ユーザはモバイル機器の3インチの画面を60インチの大画面へと拡大でき、それによって、例えば、携帯電話用のビデオクリップを大画面で楽しむことができるようになります。
DLP Picoテクノロジーを搭載した以下の大手メーカ製品は、「2009インターナショナルCES」会場のセントラルホール1、ブース番号N118で展示されています。
ポータブル・プロジェクション・メディアプレイヤー
スタンドアロン・ピコ・プロジェクタ
ノートPCアクセサリ
DLPチップはこれまでに2千万台以上が出荷されており、TIのDLP事業本部はノートPCやワイヤレス業界そしてその他多くのカテゴリからの増大するニーズに対応していきます。 DLPは今後もメーカ各社が最先端の製品を市場に投入できるよう、柔軟で信頼性の高い、独創的なテクノロジーを生み出していきます。
DLP製品に関する詳細については、www.dlp.com をご覧ください。
DLP® テクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLP® テクノロジーは鮮明で明るくシャープな映像を提供します。大画面HDTV、ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema®)などに採用され、現在世界50社以上の企業がDLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは、世界各地の映画館8,000スクリーン以上での興行上映の実績をベースに開発されたフルデジタル映像技術の総称です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、なめらかな画像と高速な動画応答性能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は2,000万台を記録しました。
※ DLP、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です。
※ すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。