2008年11月13日
ナショナル セミコンダクター 業界最高の直線性性能を実現した 新しい高速16ビットADCとDVGAを発売
90.6dBFSの比類ないSFDRを提供する マルチ・キャリアGSM基地局向けPowerWise® シグナルパス製品 |
|
2008年11月12日 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役ジェフ・ウォーターズ、資本金:42億750万円)は、新たな高速シグナルパス製品として、130MSPS(メガサンプル/秒)の16ビットADC(アナログ/デジタル・コンバータ)ADC16V130とデジタル制御可変ゲイン・アンプ(DVGA)LMH6517を発表しました。両製品は、業界最高の直線性性能と最も低い消費電力を提供し、新しいクラスのマルチ・キャリアGSMおよびマルチ・キャリア/マルチ・スタンダード・ワイヤレス基地局レシーバの開発を可能にします。こうした新たな性能レベルにより、基地局では大容量化とカバレッジおよびRF性能の向上を実現できます。 16ビットのADC16V130は、入力周波数160MHz時に90.6dBFSという業界最高のスプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR)を提供し、保証値は87dBFSです。また、いかなる入力周波数時でも比類のない高次高調波歪み特性を提供します。消費電力は755mWで、同等のADC製品に比べて半分です。 LMH6517デュアルDVGAは、45dBmの3次出力インタセプト・ポイントおよび6dBの低いノイズ指数とともに、1.2GHzの帯域幅を提供します。LMH6517は、チャネルあたりの消費電力が400mWで、最も近い競合DVGA製品に比べて33パーセント低減し、業界最高の"性能対電力"比を提供します。 両製品とも優れた"性能対電力"比を特長としており、エネルギー効率の高いナショナルのPowerWise®ブランド製品に指定されています。PowerWise製品は、システム設計において、動作温度の低減、効率改善、小型化および信頼性向上を実現します。ADC16V130は1変換あたり0.84ピコジュール(pJ)の性能を、LMH6517は1MHzあたり67μAの消費電力を提供します。 業界最高の直線性性能と最も低い消費電力を提供するメガサンプルADC ADC16V130は、復帰の速いパワーダウン機能を内蔵しているほか、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)やASIC(特定用途向けIC)へのインタフェース用として業界標準のLVDS(小振幅差動信号)出力を備えています。ADC16V130は、-40℃から+85℃までの温度範囲で動作し、9mm x 9mmの64ピンLLP®パッケージで提供されます。 高性能のギガヘルツ級デジタル制御可変ゲイン・アンプ LMH6517は、ナショナルの新しいCBC8シリコン・ゲルマニウム(SiGe)相補型バイポーラCMOSプロセス技術を採用しています。現在、業界で最も先進的なアナログ・プロセスの一つであるCBC8プロセスは、モノリシック回路で、SiGe NPNとSiGe PNPトランジスタの組み合わせ、低消費電力のCMOSトランジスタを特長とし、要求の厳しい高速アナログ・アプリケーション向けに、優れた高速性、直線性、回路密度、低消費電力および低ノイズを実現します。LMH6517は、-40℃から+85℃までの温度範囲で動作し、5mm x 5mmの32ピン LLPパッケージで提供されます。 シグナルパス設計を迅速化するリファレンス・ボードとツール <価格と供給> ナショナルは、11月11日から14日までドイツのミュンヘンで開催されているelectronica 2008 のブース(ホールA4、スタンド506)で、ADC16V130のデモを行っています。 ナショナルの通信インフラ用ソリューション 高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリで入手できます。 <商標> ### ナショナル セミコンダクターは、エネルギー効率の高いアナログおよびミクスト・シグナル製品を提供して います。ナショナルのPowerWise製品は、バッテリの使用時間を延長し、システムの消費電力および 熱の発生を低減します。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2008年5月25日に終了した2008会 計年度の売上高は18億9,000万ドルでした。 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約110名です。 ウェブサイト・アドレス: この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先 その他からのお問い合わせ先 |