2008年10月21日
CORPPR-08-012 2008年10月21日
(米国時間2008年10月20日)抄訳
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長 兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は20日、2008年第3四半期の業績を発表しました。主な内容は次の通りです。
TIの2008年第3四半期売上高は3,387百万ドルとなりました。不透明な経済状況にあって消費者および企業が支出を手控えたために、前期(2008年第2四半期)比1パーセント増でしたが、前年同期(2007年第3四半期)比では8パーセント減となりました。受注額は3,230百万ドルで、前年同期比9パーセント減、前期比7パーセント減となりました。
TIはまた、ワイヤレス・ビジネス、特に携帯電話端末向けベースバンド製品に関する投資をおよそ3分の1にあたる200百万ドル以上削減し、あわせてベースバンドの標準品を扱うビジネス部門を他社に売却すべく交渉を進めていることを発表しました。カスタムのベースバンド・ビジネスは引き続きサポートしていく予定です。
TIは、現在急成長しているスマートフォン市場向けに、その中心となるOMAP™ アプリケーション・プロセッサに引き続き注力していきます。汎用向けベースバンド・ビジネスの削減計画は早急に実施し、2009年6月には完了する予定で、これに関連する費用は今後3四半期にわたり約110百万ドルを見込んでいます。
特別費用および収入を含めた一般的会計原則に基づいた業績は、以下の通りです。
2008年 第3四半期 |
2008年 第2四半期 |
2007年 第3四半期 |
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売上高または営業収入 | 3,387百万ドル | 3,351百万ドル | 3,663百万ドル |
営業利益 | 746百万ドル | 833百万ドル | 1,013百万ドル |
税引後純利益 | 563百万ドル | 588百万ドル | 758百万ドル |
1株当り利益 | 0.43ドル | 0.44ドル | 0.52ドル |
営業活動によるキャッシュフロー | 1,052百万ドル | 520百万ドル | 1,531百万ドル |
アナログ事業部門は堅調で、組み込みプロセッシング事業部門も前年同期比9パーセント増でしたが、全体の売上が前年同期比8パーセント減となったのは、組み込みプロセッシングの伸びがワイヤレスおよび他の事業部門の落ち込みを相殺できなかったためです。
TIの各製品分野の売上高は以下の通りです。
2008年 第3四半期 |
2008年 第2四半期 |
2007年 第3四半期 |
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アナログ | 1,289百万ドル | 1,287百万ドル | 1,308百万ドル |
組み込みプロセッシング | 427百万ドル | 439百万ドル | 390百万ドル |
ワイヤレス | 915百万ドル | 902百万ドル | 1,094百万ドル |
その他 | 756百万ドル | 723百万ドル | 871百万ドル |
各製品分野に含まれる製品は以下の通りです。
英文のニュース・リリース(全文)については、TIのインターネットのホームページ(http://www.ti.com)からご覧いただけます。