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ニュースリリース

TI、キルビー・ラボを設立

2008年09月17日

ジャック・キルビーの精神を引き継ぎ
新イノベーション・センターとしての役割を担う

CORPPR-08-011 2008年9月17日
(米国時間2008年9月12日)抄訳

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長 兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、新しい研究所として「キルビー・ラボ」の設立を発表しました。

ジャック・キルビーがICを発明し、半導体を通じて人類の生活に革新的な変化をもたらして50年が経過しました。「キルビー・ラボ」は、キルビーのIC発明を記念して9月12日に発足し、キルビーが世界初のチップを開発したTIの研究所にちなんで、米国ダラスにあるTIノース・キャンパスに設立される予定です。大学の研究者、TIのエンジニアのリーダーたちを集め、革新的な半導体技術の研究が行われる予定で、医療機器のモバイル化や低燃費車のための電源など、差別化を図るための革新的なチップ開発への取り組みが行われることになっています。

新ラボの設立にあたり、TIの会長、リッチ・テンプルトン社長 兼CEOは次のように述べています。「私たちの生活に大きな影響を及ぼす技術はビジネスにとっても重要です。世界をより健全で、安全で、緑豊かな、楽しいものにするパワーは、半導体を通してTIが日々求めているものです。それこそがジャック・キルビーを世界最初のICの創造に導き、そのアイデアと発明によって世界の変革をもたらしたのです」

「キルビー・ラボ」のディレクターには、TIフェローであるアジス・アメラセケラ(Ajith Amerasekera)が就任します。ディレクター就任以前は、ASIC部門のCTOで、28の特許を持ち、半導体に関する4つの著作があります。

ジャック・キルビーのIC発明50周年の詳細に関しては、www.tij.co.jp/ic50 から参照できます。