2008年08月19日
ナショナル セミコンダクター 業界初の16ビット、デュアル160MSPSのパイプライン型 A/Dコンバータを発表
革新的な低消費電力アーキテクチャにより、 マルチ・キャリア/マルチ・スタンダード基地局向けに 業界最高のダイナミック特性を提供 |
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2009年8月18日 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役ジェフ・ウォーターズ、資本金:42億750万円)は、業界初のデュアル・チャネル16ビット、160MSPS(メガサンプル/秒)のパイプライン型ADC(アナログ/デジタル・コンバータ)を発表しました。新製品のADC16DV160は2つの高速チャネルにより、システム設計向けに世界最高のダイナミック特性と最小のサイズ(10mm x 10mm)を提供し、実装面積、設計の複雑さ、開発コストの低減を実現します。ADC16DV160はマルチ・キャリア/マルチ・スタンダードGSM/EDGE、WCDMA、LTEおよびWiMAXワイヤレス基地局に最適です。 ADC16DV160は広い入力帯域幅(1.4 GHz)と、高い入力周波数時に業界で最高のダイナミック特性を実現しながら、競合するシングル・チャネルの16ビット、160MSPSのパイプライン型ADCに比べて、ADCチャネルあたりの消費電力を半分未満(650mW)に抑えます。ADC16DV160は、入力周波数197MHz時に91.2 dBFS(デシベル・フルスケール)のスプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR)、76.3 dBFSの信号対ノイズ比(SNR)および97.3 dBFSの高次高調波歪み特性を提供します。 ADC16DV160の業界をリードするダイナミック特性によって基地局の容量とカバレッジの拡大が可能になり、サービス・プロバイダはカバーできるユーザー数の拡大とサービス品質の向上を実現できます。ADC16DV160の高いエネルギー効率により、システムの電力損失を低減し、基地局の電源回路要件を軽減できます。これにより、システム全体の信頼性を向上させ、システム冷却の必要性を低減できます。 ADC16DV160は1.8Vと3.0Vの2つの電源で動作し、復帰の速いパワーダウン機能を内蔵しているほか、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)やASIC(特定用途向けIC)へのインタフェース用として業界標準のデュアルLVDS(小振幅差動信号)出力を備えています。 シグナルパス設計を迅速化する評価ボードとツール <価格と供給> ADC16DV160の詳細情報および評価ボードやサンプルの注文については、 高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリで入手できます。 <商標> ナショナル セミコンダクターは、アナログ・パワーマネジメント技術の分野でのリーディング企業です。その製品ラインナップは、使いやすさに優れたIC製品、エネルギー効率の高いシステムを実現するPowerWise®製品、太陽電池アレイの電力回収効率を向上させるSolarMagic製品などで構成されています。ナショナルは2009年に、創立50周年の年を迎えました。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2009年5月31日に終了した2009会計年度の売上高は14億6,000万ドルでした。 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約80名です。 ウェブサイト・アドレス: この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先 その他からのお問い合わせ先 |