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ニュースリリース

日本TI、HDMIおよびDisplayPort向けに8チャネルESD保護ソリューションを発表

2008年08月07日

豊富なインターフェイス製品ラインナップと共にシステムレベルの信頼性向上に貢献

SCJPR-08-069 2008年8月7日

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、パソコンやAV機器のデジタル映像・音声入出力インターフェイスに最適で、HDMIおよびDisplay Portなどの高速差動信号ライン向けにシステムレベルのESD(静電気放電)保護を提供する『TPD8S009』を発表しました。

『TPD8S009』は8チャネルのI/O端子で4対の差動信号ペアを保護するデバイスで、ピン配置とピン・ピッチを工夫することによりボードレイアウトを最適化し、EMI等のノイズ干渉を抑制します。この製品によりノートパソコンやデスクトップパソコン、テレビ、DVDプレーヤーといったアプリケーションにおいて、システム全体の信頼性を高めることが可能になります。詳細はwww.ti.com/tpd8s009-pr(英語)より参照できます。

『TPD8S009』の各I/O端子容量は0.8pF、また差動ペア間での容量差も0.05pFです。そのため、HDMI1.3及びDisplayPortのような高速信号でも、波形品質への影響を最小限に抑えることが可能です。パッケージは.5mm×2.5mmと小型のSON-15パッケージで供給されます。

その他の特長は以下のとおりです。

  • IEC 61000-4-2 (Level 4) システムレベル ESD規格に 対応
  • 工業用温度範囲: -40℃ ~ 85℃
  • 2.5A ピークパルス電流 (8/20μs Pulse)
  • HDMIおよびDisplayPortコネクタと同じ0.5mmのピン・ピッチのパッケージでコネクタの直近に配置できPCBレイアウトを最適化

『TPD8S009』は、TIのDisplayPort to HDMIトランスレータ『SN75DP129』、HDMIスイッチ『TMDS351』のような製品とも、合わせてご使用頂けます。TIの提供するその他のESD保護デバイスはPCや民生アプリケーションに最適で、USB、IEEE1394、RS-232、UART、及びPCI-Express規格に対応するTIの広範なインターフェイス製品ファミリーとともにお客様の設計に貢献します。詳細はInterface Selection Guide(http://focus.ti.com/lit/ml/sszt009c/sszt009c.pdf 英語)より参照できます。

価格と供給について
『TPD8S009』は15ピンDSMパッケージで販売されています。1,000個当たりの再販参考単価は0.61ドルです。また、サンプルは弊社ウェブサイトから入手可能です。
http://www.tij.co.jp/sample_req

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