2008年07月07日
DLP® プロジェクタの高い信頼性によって使用時間制限のない製品保証を提供
SCJPR-08-057 2008年7月7日
(米国時間2008年7月1日抄訳)
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は、ビジネス、教育およびホームシアター向けの1チップDLP® プロジェクタ向けにDLPチップの5年間の製品保証を開始しました。
今回開始される5年保証によって、メーカ各社は様々な保証を提供できるようになります。この5年保証は業界最長であるだけでなく、業界によく見られる使用時間による保証の制限もありません。
TIのDLP事業本部、フロント・プロジェクション製品事業部コア・プロダクト担当マネージャのロジャー・カーバー(Roger Carver)は、以下のように述べています。「メーカ各社との協力によって、消費者の皆様に業界最高の品質保証を提供できることを嬉しく思います。DLPチップの品質は、メーカに革新をもたらすだけでなく、消費者の皆様の維持管理費用の削減にも貢献します」
メーカ各社に対するDLPチップの保証期間は2004年に3年間となりましたが、今回の5年保証はDLPチップの信頼性の高さをさらに裏付けるものとなります。
今回のDLPチップの5年保証は、DLPプロジェクタ購入の際の確かな決め手となります。多くのDLPプロジェクタは、一般的なプロジェクタに必要な防塵フィルタが不要で、画面の焼きつきが起こりにくく、時間経過による色ムラや変色が少ない(経年劣化が少ない)ため、維持管理費用や買い替え費用を抑えることができます。
フロントプロジェクタ向けのDLPチップには、遥かに過酷な使用環境に耐えうる映画館向けの大型・高輝度プロジェクタと同じ技術が使われています。
DLP® テクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLP® テクノロジーは鮮明で明るくシャープな映像を提供します。大画面HDTV、ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema®)などに採用されています。現在世界50社以上の企業がDLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは、世界各地の映画館6,000スクリーン以上での興行上映の実績をベースに開発されたフルデジタル映像技術の総称です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、スムーズな画像と動きの速い動画の優れた再生機能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は1,650万台を記録しました。
※DLP、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です。
※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。