2008年06月19日
DLP® ランプフリープロジェクタ、3D DLP® プロジェクタ、DLP® ピコ・プロジェクタを展示
SCJPR-08-052 2008年6月19日
(米国時間2008年6月18日抄訳)
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は本日、米国ネバダ州ラスベガスで開催されているプレゼンテーション機器専門の展示会「InfoComm 2008」において、業界初となるPhlatLight™ LED光源とBrilliantColor™ を搭載したホームシアター向けDLP® ランプフリープロジェクタを公開しました。
LEDを光源に用いたDLPランプフリープロジェクタは、従来のランプにかかるランニングコストが不要で、DLP® テクノロジーが誇る1080pの解像度による優れた映像を投影します。オプトマなどのメーカ各社は、2008年後半にこのLED光源を搭載したDLPランプフリープロジェクタを出荷する予定です。この革新的なDLPランプフリープロジェクタは搭載が進むBrilliantColorと同様、まずホームシアター・プロジェクタ製品に搭載された後、順次ビジネスおよび文教市場向け製品へと拡大される予定です。
InfoCommのDLPブースでは、ノルウェーのプロジェクションデザインの製品を使用した世界初の3D DLP® プロジェクタを紹介しています。3D DLPプロジェクタは、優れた携帯性と高解像度を誇る時分割立体投影が可能で、かつてない映像表現、シミュレーションおよびエンターテインメント環境を実現します。また、モバイル・ビジネス・アプリケーション向けの『DLP Pico™』チップセットを搭載するオプトマのDLP® ピコ・プロジェクタを紹介しています。
DLPランプフリープロジェクタの特徴
DLPチップ特有の高速動画応答性能と大手LEDメーカのルミナスが開発した先進のLED光源を組み合わせたDLPランプフリープロジェクタは、プロジェクタの新たな製品カテゴリーとして、更に向上した映像品質、信頼性そして製品価値をユーザに提供します。また、DLPチップはミラーに光を反射させ効率的に光をスクリーンへ投影するため、既存の製品と比較して、DLPランプフリープロジェクタは色再現範囲を最大で50%拡大し、200兆色以上での色再現と500,000:1を上回るコントラスト比を実現します。LED光源とDLPテクノロジーの組み合わせは、映像品質を新たな次元へと高めました。
さらに、DLPランプフリープロジェクタの照明寿命は非常に長く、消費電力を最大で30%低減し、従来のランプ交換にかかっていた費用を削減できます。また、DLPランプフリープロジェクタを含め、DLPプロジェクタの光学系は密閉が可能な設計です。それにより、多くのDLPプロジェクタは光学系への塵や埃の混入を防ぐ防塵フィルタを必要としないため、フィルタの手入れや交換にかかる費用を削減できます。
LED光源を採用したプロジェクタの強みは、他のDLP製品によって実証されています。サムスンはLED光源を用いたDLP HDTVの販売を2006年に開始しましたが、現在までの累積出荷台数は150,000台にのぼります。
DLPテクノロジーでは、以下の革新的な製品を「InfoComm 2008」にて展示しています。
(セントラルホール ブース番号:C909)
TIのバイスプレジデント兼DLP事業部フロントプロジェクション製品部ビジネスマネージャであるラース・ヨダー (Lars Yoder)は、以下のように述べています。「DLPテクノロジーは、これまで『業界初』を数多く生み出してきました。今年の展示をご覧いただくと、弊社の革新性とお客様へのコミットメントを理解していただけると思います。DLPテクノロジーによって業界大手のメーカ各社による画期的な製品の開発をお手伝いできることを嬉しく思います」
DLPテクノロジーおよびDLP製品に関する詳細については、www.dlp.com/jpをご覧ください。
DLP® テクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLP® テクノロジーは鮮明で明るくシャープな映像を提供します。大画面HDTV、ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema®)などに採用されています。現在世界50社以上の企業がDLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは、世界各地の映画館6,000スクリーン以上での興行上映の実績をベースに開発されたフルデジタル映像技術の総称です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLPテクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、スムーズな画像と動きの速い動画の優れた再生機能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は1,650万台を記録しました。
※DLP、DLPロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です。
※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。