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ニュースリリース

TI、工学系大学の学生の最優秀アナログ・デザインを対象としたエンジバス賞の創設を発表

2008年05月12日

4月に退任した会長の氏名を冠し、毎年15万ドルを授与する、業界最大規模の賞

CORPPR-08-007 2007年5月12日

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略 称:TI)は本日、アナログ半導体を使用して最も革新的なエレクトロニクス・システムを設計した工学系の学生を対象として、年間総額15万ドル(日本円でおよそ1,750万円)を授与する『エンジバス賞』(Engibous Prize)を創設したことを発表しました。エンジバス賞は、この種の賞としては最大の規模で、アジア、ヨーロッパ、北米の3地域において実施されます。

このエンジバス賞は、1976年にアナログ・デザイン技術者として入社し、今年4月に退任した会長、トム・エンジバス(Thomas J. Engibous)にちなむものです。TIは、エンジバスのリーダーシップによって、アナログ半導体分野の世界リーダーとなりました。これまで会長兼CEO(最高経営責任者)として執務していたエンジバスは、勉学にいそしみアナログ・デザインを追求する工学系の学生の支援に個人的な興味を持っていました。エンジバスはしばしば、0と1だけのデジタル処理を行うデジタル・ワールドが発展するほど、リアル・ワールドの信号をデジタル信号に変換するためのアナログ回路がより必要になると語ってきました。しかし、半導体および機器デザインのうち、アナログ分野の研究に集中する学生の割合はアナログへの需要に比較して少ないものでした。

エンジバス賞は、今年から北米地域で、そして来年からはアジア(日本を含む)、ヨーロッパおよび北米の三地域で授与される予定です。受賞者はTIのアナログ・デザイン・コンテストへの参加者から選ばれます。

TIのアナログ・デザイン・コンテストについて
電子工学系の学生の多くは、大学の履修課程の終わりに最終機器の設計を学びます。TIのアナログ・デザイン・コンテストは、学生の研究にTIのアナログ製品のサンプルおよびEVM(評価モジュール)を無料で提供するものです 。このコンテストは、学生がTIのさまざまなアナログICを使用して、最高レベルの工学解析、独自性、質、創造性などを発揮する動機を増加させます。
今回設立されたエンジバス賞の受賞資格は、TIのアナログ・デザイン・コンテストに参加し、このコンテストのウイニング・チームとして選抜された大学に限られます。エンジバス賞の規定の詳細に関しては、2008年5月31日より、http://www.ti.com/analoguniversityprogram(英文)から参照できます。

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