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TI、半導体企業で初めてLiMo Foundation™ にコアメンバーとして参加

2008年04月14日

SCJPR-08-028 2008年4月14日
(参考資料) 2008年3月31日付 米国発表プレスリリース 抄訳

携帯電話業界に向けてオープンな端末プラットフォームを提供する業界団体のグローバル・コンソーシアムであるLiMo Foundation™ とテキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称:TI)は3月31日、TIがLiMo Foundationにコアメンバーとして加盟したことを発表しました。

LiMo Foundationのエクゼクティブ・ディレクターであるモーガン・ギリス(Morgan Gillis)氏は、次のように述べています。「ワイヤレス・システム分野で20年近くの実績を有するTIの加盟は、組み込みLinuxとモバイルLinux端末の発展を支えていくのに必要な、この上ない資産をもたらします。TIは、LiMo Platform™ の発展に注力する全メンバー企業と思いを完全に共有しており、バリューシステム全体に新たな可能性の扉を開きます。コアメンバーに新たに加わるTIの貢献を心から期待しています」

TIは、LiMo Foundationに積極的に関与することにより、LiMo Platformの発展に尽力します。すなわち、Linuxベースの開発の利点を実現するオープンかつ多彩なエコシステムの確立、モバイル業界のリーダー企業ならびにイノベーターとの協力を推進していくものです。TIは、LiMo Foundationの理事会、総務会、アーキテクチャ委員会、規格委員会に参加し、同団体においてLiMo Platformの開発と発展に貢献していきます。

LiMoボードメンバーに参加する、TIのワイヤレス・ターミナル事業部、ストラテジック・マーケティング担当ディレクターである、エブナー・ゴレン(Avner Goren)は、次のように述べています。「あらゆるハイレベルOSにソリューションを提供し、またLinux開発に長期間携わってきた歴史があることからも、TIがLiMo Foundationに参加するのはごく自然のことです。TIはLiMoのボードメンバーとして、OMAP™ 向けにモバイルLinuxソリューションを提供してきた実績と当社の幅広いコネクティビティ・ポートフォリオを活かしていきます。LiMoメンバーと連携しながらLiMo Platformの方向性に影響を与え、当社のお客様がLinux対応モバイルデバイスで高品質なユーザー体験を実現できるようにしてまいります」

LiMo Foundationの議長を務める株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下、NTTドコモ)の永田清人氏は、次のように述べています。「世界中の携帯電話メーカー、スマートフォン・メーカーに半導体とプロセッサを供給しているTIは市場のリーダーであり、その顧客もまた数多くのLinux端末を出荷しています。この度のTIの加盟は、LiMo Foundationにとって非常に重要であり、その参加を大変嬉しく思います」

LiMo Foundationは、2007年1月に携帯電話業界の主要企業6社(モトローラ、NEC、NTTドコモ、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、サムスン、ボーダフォン)によって設立されました。モバイルLinuxをベースとするオープンでグローバルな一貫性を持つソフトウェア・プラットフォームを実現し、業界全体での採用を促して次世代のモバイル・コンシューマ体験を大きく変化させることを目的として掲げています。LiMo Foundationは、デバイスメーカー、通信事業者、チップセットメーカー、独立系ソフトウェア・ベンダー、インテグレータ、サード・パーティー・デベロッパをはじめ、携帯通信市場のすべてのベンダーとサービスプロバイダにとって開かれた存在です。LiMoメンバーは、豊かなエコシステムの構築に共同して取り組み、LiMo Platformの発展に影響力を行使することができる一方、魅力的で差別化されたサービスをその顧客に対して自由に提供することが可能です。

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