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ナショナル セミコンダクター 業界最良のノイズ特性を実現した、1.6GHzクロッキング・ファミリを発売

2008年03月29日

ナショナル セミコンダクター 業界最良のノイズ特性を実現した、1.6GHzクロッキング・ファミリを発売

低い付加ノイズで設計の簡素化を実現する PowerWise®ブランドのLMK010x0ファミリ

2008年3月28日

ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、資本金:42億750万円)は、付加RMS(二乗平均平方根)ジッタが30fs(フェムト秒)という業界で最も低い付加ノイズを提供しながら、システム・クロック設計の簡素化を実現する、クロック・バッファと分周/分配機能を組み合わせた、超低ノイズのフル機能クロッキング・ファミリを発売したと発表しました。新しいファミリは、LMK01000LMK01010およびLMK01020の3つの高性能製品で構成され、ワイヤレス・インフラ、試験/計測機器、医療用超音波/画像処理装置などの高性能システムにおいて低ジッタのクロックの分周/分配を可能にします。

LMK010x0ファミリは3種の異なる出力構成を持っています。LMK01000はLVDS(小振幅差動信号)出力3本とLVPECL(ロー・ボルテージ・ポジティブ・エミッタ・カプルド・ロジック)出力5本の混合タイプで、LMK01010は低電力アプリケーション向けのLVDS出力8本、LMK01020は超高性能アプリケーションをサポートするLVPECL出力8本を備えています。3製品とも高いエネルギー効率を特長とするPowerWise®製品で、優れたノイズ対電力効率を提供します。LMK01000はチャネルあたり8.9mW-ps、LMK01010は同5.3mW-ps、LMK01020は同11.2mW-psのノイズ対電力効率を提供します。

新製品は、低い付加ジッタにより、システム設計においてクロック・インテグリティを維持しながらクリーンなクロックの複製を複数分配でき、ジッタ・クリーニング部品の追加が不要です。各デバイスの出力は基板レイアウトを簡素化するプログラム可能なスキュー制御回路を備えており、各クロック出力のスキュー調整および基板パターンのミスマッチ補正が可能です。

高集積クロック製品ファミリを拡充
クロック・バッファと分周/分配機能を併せ持つ超低ノイズのクロッキング・ファミリLMK01000、LMK01010およびLMK01020は、ナショナルのLMK02000/03000高精度クロック・コンディショナ・ファミリとピンおよびフットプリントの互換性を持っており、最近発売した高性能アプリケーション向けのLMK03000D/03001D低ジッタ(1.2ps RMS)高精度クロック・コンディショナに続く新製品です。ナショナルの高精度クロック・コンディショナ・ファミリは、ピン互換性を持った4種の性能グレードで提供され、1つのPC基板レイアウトを用いたフレキシブルなシステム設計が可能です。

新しいクロッキング・ファミリの主な技術的特長
クロック・バッファと分周/分配機能を併せ持つ超低ノイズのLMK01000、LMK01010およびLMK01020は、30fsという低い付加RMSジッタで1.6GHzのクロック出力周波数性能を提供します。各クロック出力は、個別に独立したプログラム設定が可能な分周回路とスキュー制御回路を備えており、8種のユニークなスキューと相関関係にある8種のユニークなクロック出力周波数を分配できます。分周回路の出力は、外部ピンによる同期が可能です。

LMK010x0ファミリは2種の別々のクロック入力が可能で、プログラム可能なマルチプレクサ(MUX)により、2つの異なるクロック・ドメインを選択することができます。LMK010x0ファミリは、48ピンの LLP®パッケージで提供されます。

新製品は、ナショナル独自のBiCMOS8プロセス技術を用いてメーン州サウスポートランド工場で生産されます。先端的なシリコン・ゲルマニウム・プロセスの採用により、業界で最も低いジッタと低消費電力を実現しています。

ナショナルのインタフェース製品ラインナップ
LVDS(小振幅差動信号)やCML(カレント・モード・ロジック)技術のイノベータとして市場をリードするナショナルは、ワールドクラスのアナログ技術を活用し、高速デジタル信号伝送のための多彩なインターコネクト・ソリューションを提供しています。これらのソリューションは、通信や産業システムなどの幅広い市場分野で高性能アプリケーションの開発を可能にします。ナショナルのインタフェース製品は、高い信頼性、低消費電力、低ノイズを特長とし、ケーブルやコネクタのコストを大幅に低減します。Databeans社の2006年アナログIC市場シェア調査レポートによると、ナショナルは高速LVDS製品の世界最大のサプライヤです。ナショナルのインタフェース製品の詳細については、national.com/JPN/interfaceをご覧ください。

<価格と供給>
3製品はすでに出荷が開始されており、1,000個一括購入時の価格はいずれも776円です。

3製品の詳細情報およびサンプルや評価用ボードの注文についてはそれぞれ、
http://www.national.com/pf/LM/LMK01000.html
http://www.national.com/pf/LM/LMK01010.html
http://www.national.com/pf/LM/LMK01020.htmlをご覧ください。

ナショナルのクロック製品設計支援ツールは、さまざまなアプリケーション向けの設
計、解析および部品選択を簡素化します。この新しい設計支援ツールは、
http://www.national.com/timingでご利用ください。

高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリで入手できます。

<商標>
LLP 、PowerWiseおよびNational Semiconductorはナショナル セミコンダクター コーポレーションの登録商標です。その他のブランドおよび商標または登録商標は、各社の所有に属します。

ナショナル セミコンダクター は、世界をリードするアナログ企業として高性能アナログICやサブシステムを提供しています。ナショナルの製品ラインナップは、電源IC、ディスプレイ・ドライバ、オーディオ・アンプ/オペアンプ、インタフェースICおよびデータ・コンバージョン・ソリューションなどの最先端のアナログICで構成されています。携帯電話などのワイヤレス・ハンドセット、ディスプレイのほか、通信インフラ、医療、自動車、産業、計測/測定機器などの市場をターゲットとしています。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2007年5月27日に終了した2007会計年度の売上高は19億3,000万ドルでした。

ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約110名です。

ウェブサイト・アドレス:
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社: http://www.national.com/JPN/
米国本社:http://www.national.com/

この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先
〒135-0042 東京都江東区木場2-17-16ビサイド木場
ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社
マーケティング・コミュニケーション・グループ
北原 亜紀子 TEL: 03-5639-7484(直通) E-Mail: Akiko.Kitahara@nsc.com

その他からのお問い合わせ先
TEL: 03-5639-7300(大代表)
E-Mail: jpn.feedback@nsc.com