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TIのDLP Cinema® が、全世界のIMAXシアターシステムで採用に

2008年03月18日

10周年を迎えたDLP Cinema® はデジタルシネマ業界を牽引

SCJPR-08-020 2008年3月18日(米国時間2008年3月11日発表抄訳)

テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称: TI)は11日、大型映像の映写技術で知られるIMAXコーポレーション(カナダ、以下IMAX)が、DLP Cinema® プロジェクタの採用を決定したと発表しました。DLP Cinemaプロジェクタは2008年の中頃から順次、全世界のIMAX デジタル・プロジェクション・ システムに導入されます。

IMAXの共同会長 兼 共同CEOであるリチャード・ゲルフォンド (Richard L. Gelfond) 氏とブラッドリー・ウェックスラー (Bradley J. Wechsler) 氏は、以下のように述べています。「DLP Cinemaテクノロジーによって弊社のデジタル・プロジェクション・テクノロジーが聴衆に最高の映像体験をもたらすと確信しています。また競合するデジタルシネマ映写技術を比較・検討した結果、DLP CinemaこそがIMAX デジタル・プロジェクション・システムに最適であると判断しました」

IMAXのデジタル・プロジェクション・システムは、デジタルシネマにおけるThe IMAX Experience® の提供にあたり、同社が持つ独自の映写技術をDLP Cinemaソリューションとともに融合していきます。IMAXのフィルム上映からデジタルシネマ上映への移行により、映画スタジオ、配給会社およびIMAXシアターは、フィルムの現像コストを省き、上映スケジュールをより柔軟にし、IMAXスクリーンでの上映作品数を増やすことで、より高い収益を見込めます。また、IMAXのファンは、DLP Cinemaテクノロジーの提供する優れた画質と豊かな色彩で、映画を体験することができます。

TIのDLP Cinema製品ビジネスマネージャであるナンシー・フェア(Nancy Fares)は、次のように述べています。「今回のIMAXとの協業によって、最高のデジタルシネマ体験を聴衆の皆様に提供できることを大変喜ばしく思います。DLP Cinemaプロジェクタは、3D映画上映を含めた一般および大型映画館に数多く導入されており、IMAXのデジタル・プロジェクション・システムにおいてもお手伝いできることを楽しみにしています」

デジタルシネマへの移行は3D映画作品数の伸びとともに拡大しています。映画業界全般において、3D映画作品は映画ファンの関心を集め、収益の増大に寄与しています。IMAXは3D映画システムの大手として「ポーラー・エクスプレス」や「ベオウルフ」などの作品を提供しています。

DLP Cinemaが10周年を迎える
ハリウッドに認められた本格的なDLP Cinemaプロジェクタが映画産業へ参入した1998年から、今年で10年目を迎えました。何年にも及ぶ試作機の研究開発を経て、DLP Cinemaはついに世界屈指の水準を誇るハリウッドの画質専門家や映写技師の目に適う色彩と明るさ、そして信頼性を備えたプロジェクタを実現しました。翌1999年には、世界初となるデジタル映画作品「スター・ウォーズ エピソード1」が公開されました。DLP Cinemaは、究極の映像体験を提供するだけでなく、一台で2Dおよび3D映画上映を実現し、さらには映画館や配給会社のコストリダクションに貢献する革新的なテクノロジーです。
今年で10周年を迎えたDLP Cinemaは現在、世界各地の映画館の6,000を越えるスクリーンに採用されています。また、アメリカ国内各地の映画館の1,200を超えるスクリーンが、DLP Cinemaによる3D上映を行なっており、今後のさらなる拡大が予測されています。

DLP Cinema® について
DLP Cinema® テクノロジーは、世界中の映画館に明るく鮮明、クリアかつ精緻な映像を提供します。DLP Cinemaプロジェクタの製造および販売には、優れた性能と品質を確実にするための厳しい基準が設けられており、現在、NECディスプレイソリューションズ、バルコ、クリスティの三社のみがこの基準に適合しています。高いデジタル映像品質と基準により、DLP Cinemaは回数を重ねても画質が劣化しない完璧な映画上映を実現します。
DLP Cinemaテクノロジー、およびDLP Cinema上映館に関する情報は、www.dlpcinema.com/jpでもご覧いただけます。

DLP® テクノロジーについて
テキサス・インスツルメンツのDLP® 映像テクノロジーは鮮明で明るくシャープな映像を提供します。大画面HDTV、ビジネスおよびホームシアター向けフロントプロジェクタ、業務用大型プロジェクタ、デジタルシネマ用映写機(DLP Cinema® )などに採用されています。現在世界50社以上の企業がDLPテクノロジーを採用した製品を設計、製造、販売しています。DLPテクノロジーは、世界各地の映画館6,000スクリーン以上での興行上映の実績をベースに開発されたフルデジタル映像技術の総称です。すべてのDLPチップの中核には、最大220万個の極小ミラーが敷き詰められており、これらが超高速スイッチとして機能することで高解像度・高信頼性を誇るフルカラー画像を作り出します。DLP テクノロジーは、そのチップ・アーキテクチャと高速な応答速度という独自の特長によって、スムーズな画像と動きの速い動画の優れた再生機能を実現します。1996年初頭の量産開始から現在までDLPサブシステムの累積出荷台数は1,550万台を記録しました。

IMAXコーポレーションについて
アイマックス・コーポレーションはデジタル技術と映画フィルム技術に特化した世界をリードするエンターテインメントテクノロジ企業です。世界中のアイマックスシアターネットワークはハリウッドの大作映画を上映する最も重要かつ成功した例になっています。その理由は独自の、IMAX、IMAX 3D、IMAX DMRテクノロジーを使った世界最高の映画上映技術にあります。 IMAX DMRはどのような映画フィルムでもデジタル処理を行うことで最高品質の映像と音質を可能にする革新的なリマスタリング技術です。IMAXブランドは大変すぐれた臨場感豊かな体験ができる事が世界中に知られています。2007年9月30日現在、世界40力国で296館以上のIMAXシアターが存在します。

*DLP、DLP CinemaおよびDLP Cinemaロゴはテキサス・インスツルメンツの登録商標です。

*すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。

*IMAX® 、IMAX® 3D、IMAX DMR® 、IMAX® MPX™ 、The IMAX Experience® はアイマックス・コーポレーションの登録商標です。より詳細な情報をお求めの方は www.imax.com をご覧ください。


このプレスリリースは、経営に関する推測や既存情報にもとづく仮定的な記述を含んでおり、そのような仮定的な記述により明示あるいは暗示された将来の結果が実際の結果と著しく異なることになるようなある程度のリスクと不確定要素を含んでいます。そのような記述に影響しうる重要な要素には、シアターシステムの納入時期、出荷したシアターシステムの構成、収入を認知するタイミング、フィルム制作や配給契約に関わる経費、上映映画の収益、新規事業や製品の実現性、当年度当社の会計報告、会計報告上内部管理の問題が原因となるリスク、変更後の期日までに報告義務を果たせるか、財務報告書の変更の程度と範囲、NSDAQへの問い合わせ状の回答結果、外国為替や大型映像フォーマット/一般的な商業映画館市場の変動などが含まれます。 このような要素やその他のリスクや不確定要素は、2006年12月31日締め年度の当社年次報告書フォーム10-Kや、四半期ごとの報告書、フォーム10-Qで公開されています。