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ニュースリリース

日本TI、2Vrms出力の「DirectPath™」オーディオ・ライン・ドライバーを発表

2008年02月26日

3.3V単一電源動作
部品点数、トータル・システム・コストを低減する新製品

SCJPR-08-014 2008年2月26日

日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、ホーム・エンターテインメント・アプリケーション向けに、2Vrms( 実効値)出力の 「DirectPath™」オーディオ・ライン・ドライバー、『DRV601』を発表しました。『DRV601』はTIのオーディオ・アンプ向けポートフォリオの最新製品であり、セット・トップ・ボックス、HDTV(高品位テレビ)、DVDプレーヤ、ゲーム・コンソールおよびポータブル・メディア・プレーヤなどのアプリケーションに最適です。

『DRV601』は3.3V単一電源から動作し、内蔵されたチャージ・ポンプで負電源を作りだし、グランド・レベル基準の2Vrms振幅を出力します。そのため、従来のシステムで必要だった12V~9V電源、出力DCカット用コンデンサが不要になるため、大幅に部品点数を削減し、トータル・システム・コストの低減が可能です。また、入力ゲイン・レベルを調整可能で、あらゆるオーディオ信号源の性能を最適化できます。本件に関する詳細は http://www.tij.co.jp/drv601から参照できます。

『DRV601』の主な特長

  • 電源電圧範囲: 1.8V~4.5V
  • 3.3V電源で、600Ω負荷時に2VRMS/チャネルの出力を提供
  • 左右のチャネルに独立したシャットダウン制御回路を内蔵
  • 短絡保護および過熱保護機能を内蔵
  • ポップ・ノイズ抑圧回路を内蔵
  • 105dB以上のダイナミック・レンジ

『DRV601』はオーディオ用データ・コンバータ、Class-DおよびPurePathDigital™ オーディオ・アンプ、オーディオ用クロックをはじめとするTIのホーム・エンターテインメント・オーディオ向けハイパフォーマンス・アナログおよびDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)製品を拡張する製品です。『DRV601』は『PCM177x』ファミリーをはじめとするTIの3.3V単一電源D/Aコンバータとの併用に最適です。TIはオーディオ・シグナル・チェーン全体をサポートするシリコン製品、ソフトウェアおよびシステムに関する専門知識を提供し、お客様の製品の市場投入時間を短縮します。詳細に関してはhttp://www.ti.com/audioの『Audio Selections Guide』(英文)から参照できます。

価格と供給について
現在、『DRV601』は出荷中で、日本TIおよび販売特約店から供給されます。パッケージは実装面積の節約に役立つ4mm(ミリメートル)角の薄型QFNです。100個受注時の単価(参考価格)は0.90ドルです。

*すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。