2008年01月30日
ナショナル セミコンダクター 業界初の高速コンティニュアス・タイム型シグマ/デルタ(CTSD)A/Dコンバータを発売
PowerWise®ブランドの新A/Dコンバータ、競合製品に比べて消費電力を30%低減 |
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2008年1月29日 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(本社:東京都江東区木場2丁目17番16号、代表取締役ユーゲン・ヘルト、資本金:42億750万円)は、業界初の高速コンティニュアス・タイム(連続時間)型シグマ/デルタ(1)(CTSD)アナログ/デジタル・コンバータ(ADC)を発売したと発表しました。エネルギー効率の高いPowerWise®ブランドの新製品ADC12EU050は、エイリアシングを発生させずに最大25MHzまでのサンプリング帯域幅を提供する、8チャネルの12ビット、50MSPS(メガサンプル/秒)ADCで、消費電力をわずか350mWと、競合するパイプライン製品に比べて30パーセント低減します。こうした画期的な低消費電力の実現により、携帯型の医療用超音波診断画像処理装置や産業用画像処理装置のバッテリ寿命延長と発熱低減が可能になります。 CTSD技術は15年以上も前から大学や企業の研究テーマになっていましたが、ADC12EU050の投入により、ナショナルはその実用化に成功した初の半導体メーカーとなります。ナショナルは、極めて低い消費電力で高いダイナミック特性を求められる、画像処理、通信および試験/計測機器向けにCTSD ADC製品ラインナップを拡充する計画です。コンティニュアス・タイム・アーキテクチャは、アンチ・エイリアシング・フィルタ機能をADCに組み込むと同時に、シグナル・コンディショニングなどの他のシグナルパス機能の統合も可能にし、システム設計を大幅に簡便化します。 ADC12EU050の革新的なCTSDアーキテクチャは、従来のパイプライン・アーキテクチャに比べて、次のような多くの利点を持っています。
ADC12EU050 CTSD ADCの主な技術的特長 (1) シグマ/デルタは、デルタ/シグマとも呼ばれています。 ナショナルのデータ・コンバージョン製品ラインナップ <価格と供給> ADC12EU050の詳細情報およびサンプルや評価用ボードの注文については、 ナショナルのPowerWiseブランドについて 高解像度の製品画像は米国本社のフォト・ギャラリ で入手できます。 <商標>LLP、PowerWiseおよびNational Semiconductorはナショナル セミコンダクター コーポレーションの登録商標です。その他のブランドおよび商標または登録商標は、各社の所有に属します。 ### ナショナル セミコンダクター は、世界をリードするアナログ企業として高性能アナログICやサブシステムを提供しています。ナショナルの製品ラインナップは、電源IC、ディスプレイ・ドライバ、オーディオ・アンプ/オペアンプ、インタフェースICおよびデータ・コンバージョン・ソリューションなどの最先端のアナログICで構成されています。携帯電話などのワイヤレス・ハンドセット、ディスプレイのほか、通信インフラ、医療、自動車、産業、計測/測定機器などの市場をターゲットとしています。本社はカリフォルニア州サンタクララで、2007年5月27日に終了した2007会計年度の売上高は19億3,000万ドルでした。 ナショナル セミコンダクター ジャパン株式会社(資本金 42億750万円)は、ナショナル セミコンダクター コーポレーションの全額出資の日本法人で、各種半導体、集積回路(IC)の輸入、販売を行っています。本社は東京で、大阪に支社を持っています。設立は1969年11月、従業員数は約110名です。 ウェブサイト・アドレス: この発表に関する報道関係からのお問い合わせ先 その他からのお問い合わせ先 |